2015/08/31

小田原でロケ

小田原でロケる。
眠いので先に失礼する。

ロマンスカーで帰る。

2015/08/30

仕事の日

延々と写真選んだりスクリーンショット撮ったり原稿を書いたりで
徹夜でアサヒカメラの10ページちょっとなんとか仕上げてメール。

2015/08/29

夜の未来都市TOKYO

東京スリバチ学会の懇親会に顔を出す。
いろんな人と会って話をしてたら飯を食いそびれたので
深夜に豊洲のサイゼリヤ。
ついでにレビュー用夜景作例。

2015/08/28

猫とX-T10とスカラ座と


午後から新宿で打ち合わせ。
場所はどこにしましょうというので、
8月31日に閉店しちゃう「新宿スカラ座」(という名前の昭和な喫茶店)にする。

早めに家を出て末広亭のあたりで
アサヒカメラ用の作例を撮る。
天気が悪いので、曇天の似合うスナップ写真しかないな、
よし新宿の路地にしようというわけで、
ついでに、X-T10で猫も撮る。
今、富士フイルムに借りてるんだけど、X-T10、いいわ。すごくいいわ。
思ったよりいいわ。小ぶりだし使いやすいし絵はきれいだし。
写真で見るより実物の方がよいっすよ、これ。
X-T1もいいけど、ちと大げさなのだ。
今真剣に、X-T10が欲しいなと思っておりまして。
次にマウントを増やすなら、Xかな、と。

X-T10+90mmF2。このレンズ、猫を撮るのにいいわー。

全席喫煙可という昭和なスカラ座でちょいと仕事の打ち合わせ。
スカラ座の灰皿を記念に300円で売ってくれるというので
もちろん購入。
CM1

同じ時間、ともだちもここで打ち合わせしてたらしい。
同じ事を考える人もいるのである。

帰宅してアサヒカメラの原稿に取りかかる。
ちょいとページ数が多いので大変。


2015/08/27

RX10 IIでだるま落とし

今週は待っても晴れる気配がなさげなので

ちょいと追加したい作例を近所で曇り空の下撮る。
1/32000秒の作例なんてもうISO感度が上がって哀しい限りであるが
しょうがないですな。
ハイスピード動画のフレームレート別比較作例で
ひさびさに「だるまおとし」してみるとか。

RX100 IVはあまりそそられなかったけど、
RX10 IIはそそられる。
面白いもんですな。
たぶん、新しい積層型CMOSセンサーは
RX100 IVのようなスナップ機より
RX10 IIのようなネオ一眼的なしっかり撮る高倍率のカメラに向いてるからだ。
超高速連写や超高速シャッターやハイスピード動画を楽しむには
多少の望遠と、下準備が欠かせないわけで、
気軽に持ち歩いてさっと撮るよりは、
じっくり狙う方がいい。
X-T10のクラシッククロームでRX10 IIを構える女子学生を。写真転載不可。
というわけで、
RX100 IIIとRX100 IVのどちらがいいかといわれたらRX100 IIIを、
RX10とRX10 IIのどちらがいいかといわれたらRX10 IIを推しそうな
今日この頃です。
RX10 IIでハイスピード動画撮ると面白いもの。

ハイスピード動画や4K動画時はSDXCカードを強要されるので
SDHCカードを大量に持ってる人はつらいけど
ソニーさん厳しいから。

木曜日なのでascii.jpに猫連載を書いてメール。





2015/08/26

「オオカミの護符」は名作!

ソニーのRX10M2のブツ撮りとレビューの下書き。
多少なりとも晴れた日の作例が欲しいのだがこの先天気悪そうで困ったものである。

実はずっと前から勧められていたのだが
なんだかんだと後回しになっていた本「オオカミの護符」をやっと読み始める。
……
なにこれ、めちゃオモロイじゃないか。

「オオカミの護符」とは武州御嶽神社のお札のこと。
多摩ニュータウン近くの旧家にて


御嶽神社(「おんたけ」じゃなくて「みたけ」)は御嶽山の山頂にある神社で、
JR中央線御岳駅からバスとケーブルカーを乗り継げば、重装備じゃなくても参拝できる。
御嶽神社拝殿。

御嶽神社周辺には山の上の集落が今でも維持されており休日は賑わってる。

ここのお札が多摩川流域を中心に広い地域で見られるのだ。
御岳信仰である。
それについて書いた本、
……と聞いていたので、
御嶽神社の山岳信仰について解説してるのかな、じゃあ必要な時に読めばいいや
と後回しにしてたのだ。
間違いでした。

これ、本としてすごく面白い。
著者さんが生まれ育った地元にある「御嶽講」に興味を持ち、
高度成長期の住宅街化によって失われつつある古くからの農民の
民間信仰について追いかけていくドキュメンタリーで
その追い方がいいのだ。
山に対しても神様に対しても集落に対しても伝統に対しても現地の人に対しても
すごく真摯で、失礼がないのがいい。
丁寧においかけていき、
しまいには秩父の山奥(三峯神社や宝登山があるから)にまで、
現地の人に取材しながら達する過程が
過不足なく描かれていて、すごく構成が練られているのだなと感心する。

だから読者も一緒になって、
里から山へと旅をできる。

山岳信仰といえば、修験行者がこもったり、
高地に住んでる人のものと思われがちだが、
東京の農村(当時の農村なのでもちろん世田谷も練馬も大田も含まれる)に
大山信仰があり、大山詣でをしていたように
里にとっても遠くに見える山々はとても大事であり、
里の人々の生活に直結してたのである。

とりあえず、川崎市や大田区や世田谷区や杉並区や三鷹市や、
その他多摩川が比較的近いところに住んでる人は、
旧家や小さな祠などに大口真神のお札が貼ってないか気をつけて見てみるといい。
もし1枚でも見かけて気になるなら本書を読むべし。
ちょうど2014年に文庫になったとこだし。
御嶽神社拝殿の裏にある「大口真神神社」の狛犬。おおかみである。
で、これを読んでから御嶽神社へ行くとまた楽しそうなので、
再訪せねばなあ(写真は2013年に訪れたときのもの)。



2015/08/25

今日も作例撮り

渋谷でレビュー用の作例撮り。
モデルをしてくれたのは20歳の目がくりっとした女子大生さま。
撮影しつつ、昨今の大学生事情の話を聞く。
いろいろと面白い。
その他あれこれ寄り道していつもの場所で作例を撮って帰宅。

確かに、RX10M2の電子シャッターはローリングシャッター歪みが少ないわ。

小田急線に飛び乗ったら先頭車両だったので
iPhoneでタイムラプスしてみた。地下に入ってまた地上に戻るラプス。


2015/08/24

清澄庭園ロケ

はじめての清澄庭園。
いやあ、隅田川の向こうだし、遠いからと敬遠してたのだが、
半蔵門線に乗っちゃえばいけるのね。
思ったより……近いとはいわんけど、簡単。


そこでアサヒカメラの撮影。
庭園の涼亭という明治時代の茶室(というには広いけど)を借りられるのだ。
いやあ、予想以上に広くていいところでありました。
荒廃してた屋敷跡を岩崎弥之助が買い取って整備したものらしい。
さすが三菱。

CM1
で撮影。キリッとした美人さんでありました18歳!
おまけにアオサギ。

アオサギはいるし近所で猫もみかけたし、ってことで
また作例を撮りにこようと誓ったのでありました。

せっかく清澄白河へ来たのだからと
以前話題になったブルーボトルコーヒー初体験。
平日の昼間ということもあって行列はできてないけど、
この場所にこれだけ人が来るか、というくらいには混んでる。


コーヒーは確かに美味だった。
清澄白河までわざわざくるかといわれるとこないけど、
この辺で「ちょっとコーヒー飲みたい」と思ったら来る。


2015/08/23

大バックアップ大会の日

ITMediaに某カメラのレビューを書いてメール。

来週から忙しくなりそうなのでその前に、と月に一度のフルバックアップ大会。
裸族のカプセルホテルにHDDをとっかえひっかえしつつ
バックアップ。最近、HDDの構成をちょっと変えたので1日がかり。

裸族のカプセルホテルっていつのまにかVer2になってたのね。
Webサイトを見る限り、違いは8TBのHDDに対応したくらいか。

いやあ、裸族のカプセルホテル、
HDDごとに電源オンオフできるからバックアップ用に最適。
普段使ってないベイは電源をオフにできるのがなんともありがたい。
お勧めです。

裸族のハードなケース内で出番を待つバックアップ用HDDたち

さて、今の問題は、
ApertureからLightroomへの移行である。
ああ、完全移行は悩ましく、
ただいま併用中。どう移行しようかと思いつつ。
うーむ。


2015/08/22

花火大会の特異日でした

届いたばかりのRX10M2を持って近所で作例撮り。
4K動画やハイスピード動画を楽しむなら
RX100系よりこっちのしっかりしたボディの方がいいなあ。
望遠にもそこそこ強いので面白い。

いったん帰宅して、
三脚とE-M1を持って再び出動。

今夜は花火の特異日なのである。
いつも二子玉川で打ち上げられる「せたがや花火大会」と
その対岸やや下流で打ち上げられる「川崎市制記念多摩川花火大会」は
同日同時刻に開催されるのであるが、
今年は
それより上流で開催される「調布市花火大会」もかぶったのだ。
なんてこった。
どっちかしかいけないじゃないか。

ベランダから遠くの花火で満足するならすべて同時に楽しめるのだが
せっかくだから作例に花火でもいれようというわけで、
でも花火大会会場まで行く元気もなく、
以前、撮影に使った、
小田急の不動橋へと行ってみる。
こんな感じで遠くの花火を楽しめるのだ。
遠いけど、なかなかよい。

で、知る人ぞ知る場所なのか、
花火開始直前になると近所の人が三々五々集まってきて、
4〜50人くらい。

ここ、国分寺崖線の端で、しかも真下が小田急線なので
視界を遮る森もなく、遠くから楽しむにはちょうどよいのだ。

でも今年は花火撮影に気合いがはいってないせいか
いろいろと失敗してしまったのでもうアレです。とほほ。
E-M1。45-175mmで撮ってトリミング。

E-M1。実は、下半分が重くなりすぎたのでLRでかなりバランスいじってる
今回、前半はレビュー用に使う花火作例を、後半はE-M1のライブコンポジット機能で花火を撮ってみようと思ったわけなのですよ。

ライブコンポジットというのはイマドキのデジタル的長時間露光撮影機能で、
1秒とか2秒とか(これは指定できる)で連写しながら撮影し、
それを「比較明合成」(明るいところだけ合成していく)という手法で
合成していくことで、長時間露光の写真を得るというもの。
何がいいかというとですね、
普通、花火で30秒とか露光すると、花火はいいんだけど、一緒に背景の空や街も明るくなっていくのですよ。都会の夜空ってけっこう明るいので。
でもライブコンポジットだと、1〜2秒ごとの写真を、以前の写真から明るくなったところだけを重ねていくので、超長時間露光の花火写真を撮れるのだ。
しかも合成していく途中をモニタで確認できるので、スタートとストップのタイミングを計りやすいのだ。

あと、長く開けておいても露出オーバーになりづらいので
花火の軌跡が細くしゃきっと撮れる。それもたのしい。

いやあ、ぐーたら花火撮影にはうってつけではないか。

で、それにはリモートレリーズが不可欠なのだけど(シャッターボタンを押すときに微妙にぶれちゃうから)、
E-M1はWi-Fiを使ってiPhoneからリモート撮影できるから大丈夫、と
ケーブルレリーズを持って行かなかったのだ。アホです。
なんと、
ライブコンポジット時は「Wi-Fiでのリモート撮影ができない」仕様だったのだ。
がーん。
よって、シャッターボタンを押したときのブレが発生してしまったのである。

それにしても花火撮影って難しい。
セッティングは簡単。セオリーを知っていれば機材さえ用意すればそれでいい。
でも、どのタイミングで撮影をはじめてどのタイミングで終わらせるかは
撮影者しだい。
ここに花火愛があるかないかがあらわれるのである。
花火愛が足りなくてすみません。

そうそう、枡形山展望台から花火を撮ったら
面白いだろうなと思ったのだけど、
あの展望台、夜は閉鎖されているらしい。残念。
そこへ至る道も街灯とかなくて危険だしな。
あそこならいい感じでどっちの花火も見下ろせそうでよかったのだが
どうなのだろうか?

2015/08/21

ゆるり

延々と家電批評ムックの作業をして時間切れになったので中断して田無のなおきちへ行って「ゆるりアワー」に顔を出して帰宅して作業の続きしてメールして寝る。

2015/08/20

ああコンデジ

ascii.jpに猫連載を書いてメール。
ITMediaにデジカメのレビューを書くが
疲れてきたのでとりあえず寝かす。
家電批評のデジカメムック用に
コンデジ約60台にコメントをつけまくるという楽しいお仕事にとりかかる。

コンデジ黎明期からずっと見てるから
今のコンデジをこうして一望すると感慨深いものがありますな。

富士フイルムなんて、今FinePixを冠してるカメラは
超高倍率ズームと防水コンデジの2機種だけだもん。
主力は完全にXシリーズになってる。

その代わり、X-T10はいい!
今、ちょっと借りて使ってるけど、
予想以上にいいわ。
小さくて軽くて扱いやすくて快適。
あとタッチパネルがあればなあ。

キヤノンもここ2年ほど
IXYはすっかりフルオートの廉価コンデジになりさがり、
もうなんというか「これがIXYか」と往年を知るものは驚きそうな機種しか残ってないし
……その代わり、Gシリーズは全部1インチ以上のセンサーになってぐっと良くなってる。

ニコンもいつのまにか1/1.7型センサーのP330とAPS-CのCOOLPIX Aがディスコンになってるし。

ソニー、パナソニック、キヤノンは1インチセンサーのハイエンド機を出してるし、
富士フイルムも2/3インチセンサーのXシリーズを2つラインナップしてる。

ニコンとオリンパスはどうするんだろ。
1インチセンサー機を作ってるとは思うけど
今から参入するのも大変そうだし。

ニコンなんか、Nikon1 V3のレンズ固定版を作るだけでけっこういいものになりそうな気がするんだがなあ(レンズは24-80mm相当のF1.8-2.8で)。
オリンパスは、Stylus 1/1sが名機だっただけに
その次が気になるところであります。

まあなんというか
1/2.3型センサー機を今更使う気になるかというと、
COOLPIX P900のような変態なカメラ(ほめてます)以外は
スマホでいいやという感じであり、
センサーサイズを上げて、市場は小さくても上のランクを求める人に
確実に届けていく道が健全で、
先日、
友達にきれいに撮れるカメラはないかといわれて
RX100M3を薦めたら、安くなってたので買いましたと報告があり、
こんなにきれいに撮れるなんてと感動してくれておりまして、
そういうことなのでありましょう。


2015/08/19

日本地図センターへ自転車で走りつつ、騎兵連隊や常盤姫に思いを寄せる日

なぜか日本地図センターで杉並区役所の方と小林さんと打ち合わせ。

作例も撮りたかったので、
家を早めに出て、自転車でぐりぐりと寄り道しながら走る。

淡島通りから246方面へ筑波大駒場高校や駒場東邦高校横の道をぐっと入ると
騎兵山遺跡の解説板が。
このあたり、丘の上一体に騎兵第一連隊や騎兵学校、射撃場など軍の施設があった場所で
俗称騎兵山。
再開発時に弥生時代の大きな環濠集落が発掘されたのだ。
弥生時代ってことは、崖下の目黒川ぞいの低地で農耕してたんだろなあ。

このあたり、射撃場跡など、戦前の軍の施設が一部そのまま現役で使われて残っているのでその筋に有名だったのだが、今、解体の真っ最中。
遺構好きとしてはちょっと残念なのでした。

ここから池尻へ坂を下り、
上目黒氷川神社でひといきついて

日本地図センターへ。

打ち合わせののち、
ちょいと地図センター1Fの地図店で買い物をして

旧大山街道やら常磐塚やらをめぐって帰宅。

常盤塚の近くには常磐橋がかかってて、そこで常盤姫が自害したというのだが
常磐橋はどこにかかってたのか、あれこれ考察する。
常盤姫ってのは、世田谷に伝わる常盤姫伝説。
戦国時代、吉良頼康の側室、常盤姫にまつわる伝承で、
江戸時代の「名残常盤記」に描かれている。

常盤姫は世田谷城から逃げ出すとき、品川橋を渡り、
常磐橋で自刃し、その近くの常盤塚に埋葬されたというので、
明治の迅速図を見ると、常盤塚あたりで小さな橋がかかってそうな場所は
下記の位置しか思いつかない。
世田谷通りは谷頭をさけてるので、橋はなかったんじゃないかと。
江戸名所図会によってもすごく小さな橋だったそうで、
さてどうなのか。

駒留八幡宮の常盤弁財天脇に「常磐橋」の遺構が残ってるので、
いつか、
それがどこにあったのか、世田谷区郷土博物館で学芸員に尋ねてみよう。


やっぱ自転車はいいなあ。
走ってると力と技の風車が回って
身体が活性化していく感じ。
変身はしないけど。


2015/08/18

夏も終わりますな

アサヒカメラ編集部で打ち合わせ。
久しぶりにアサヒカメラの仕事。

出かけようとしたら廊下の手すりにアブラゼミ。
DMC-CM1。最近ちょっとしたスナップはCM1で撮っております。
ああ、夏も終わりますな。

2015/08/17

スカパー!はスカパー!プレミアムより低画質?

土日に撮った写真を整理したり
レビュー用カメラのブツ撮りしたりという感じで
マンションの大規模修繕工事のためベランダのスカパー用アンテナをはずしたりと
家に篭もる。


そうそう、それにともなって
スカパー!プレミアム(昔ながらのCS放送)から
スカパー!(最近のテレビやレコーダーが対応してる110度CSもの……名前がころころかわってややこしい。昔はE2とかいってなかったっけ?)に
契約を変更したのである。
Webだとよくわからんので、
電話で。そしたらあっさりとよけいな料金もかからず移行完了。

チャンネル数が少ないのでリアルタイム放送してくれない試合がある
(J1はやってくれるらしいが、J2が……)
といって妻は文句いってるのだが、
またアンテナつけなおすのもめんどくさいのでまあいいかという気もする。

ただ、
スカパー!プレミアムより
スカパー!(110度CS)の方が
ビットレートが低いのかエンコード方式の問題か解像度が低いのかなんなのか
画質が悪い。
サッカーの試合中継を見てると、ディテールのブロックノイズがすごく目立つ気がする。
wikipediaを見る限り→スカパー! (東経110度BS・CSデジタル放送) - Wikipedia
HD放送と16:9のSD放送が混在してるっぽいのだが、なんなんだそれは。
わたしが見たのがSD画質の16:9だったのか?
うーむ。サッカーをこのクオリティで放送されたらかなわんなあ。

どっかで大学の先生が
最近の学生は日本がどことどう戦争したかを知らない、
学校の歴史の授業でちゃんとやるべき、と書いてたけど、
いや、それ、
わたしが子供の時(もう30年以上前だ)でも
学校の授業ではやってないぞ。
歴史の教科書はだいたい、現代に辿り着く前に時間切れになってたし。
盧溝橋事件とか、学校で習った記憶なんてないもの。

じゃあなぜ当たり前のように
知ってるかというと、
いろんなメディアで普通に戦争を取り上げてて、
特に戦記物に興味がなくて、最低限の知識は入ってきてたんだと思う。

当時流行ってた小学館や学研の年齢別の雑誌や
コミック誌でよく戦記ものが取り上げられてたし、
第二次大戦系の映画もたくさんあったし、
(もちろんテレビでの放映で見てたんだが)
戦記マンガもあったし、
(従兄弟の家で「紫電改のタカ」とか「はだしのゲン」を読んだ記憶あるし)
戦闘をカッコよく描いたものも戦争を悲惨なものとして描いたものも
いろいろあり、それらを一緒くたに吸収した結果、
自分なりの戦争のイメージができあがってきたわけで、
学校のおかげではないのだ。


2015/08/16

船に乗って鋸山散策の夏休み

昨夜帰宅したら、
妻が、明日遊びに行きたいという。
遠くて夏っぽくて海か渓谷があるとこ。
えーーーっ。
突然いわれても。

で、考えた。
日帰りで海を満喫できるとこ。
江ノ島の裏側はどう?……江ノ島は観光客が多いからと却下
伊豆半島がいいというけど、ちと遠い。

寝る直前に思いついた。
東京湾フェリー。

久里浜からフェリーで房総半島に渡って
鋸山に登ればもう
海も満喫できるし、最果て感もあるし、
猫もいるし(たぶん)、最近行ってないし、まあちょうどよいかということで
早起きして
京急久里浜駅。
バスでフェリー乗り場へ。
往復チケットを買って船へ。

簡単な地図。鋸山の尾根が上総と安房の国境だったのだ


人間だけなら往復で1320円。片道約40分。
40分の船アトラクションと思えば安い。

個人的には走水から富津へ、古代東海道船「ヤマトタケル」とか出してくれると楽しいのだが、
まあそういうムチャはいうまい。

フェリーが出航するとウミネコたちがまとわりついてきて
乗客が持つかっぱえびせんにくいついてる。
なぜかっぱえびせんなのか知らんが、
あんな油と塩が多いものを鳥に食べさせるのはいかんのじゃないかと思うのだが、
ウミネコの繁殖地として有名な蕪島では「ウミネコのエサ」として@
かっぱえびせんを売ってるらしい。
@nifty:デイリーポータルZ:ウミネコ島の恐怖~鳥が人々を支配する島
何がなんだかわからないが、とにかくここでもかっぱえびせんである。
FUJIFILM X-T10
FUJIFILM X-T10
FUJIFILM X-T10

わたしは暑い甲板で作例やらウミネコやらを撮りつつ過ごす。
にしても暑い。

暑いので客室に逃げ込んで一息ついたらもう到着。

昼飯を食い、
旧道を辿って鋸山ロープウエイ乗り場へ。
港から歩いていけるのがよいやね。
裏の旧道がまた風情があってよし。


ロープウェイ乗り場直前に金谷神社。
FUJIFILM X-T10
ここ、ちょうど鋸山脇の谷地にできた集落で、その谷が「金谷」と呼ばれたんだろう。
千葉大学の論文(http://mitizane.ll.chiba-u.jp/metadb/up/AN10494742/KJ00004297087.pdf
によると、
「たたら師、鍛治師、鋳物師といった文字どおり金属にかかわる職業「金屋」によるものだろう」
という。金屋で谷地だから金谷だ。
鋸山の麓にある金谷神社は720年創建と伝わるという古社。境内には「大鏡鉄」と呼ばれる円形の鉄板が奉納されている。1469年に海で見つけられ引き上げられたと伝わる。
詳細は上記論文を。
鋸山にある日本寺もその頃、行基上人が開基となって開かれたと伝わる。
鋸山がある種の聖山であり、房州石の石切場でもあったということで、
律令時代からあった集落といっていいかも。

ちなみに、東京低地にいくつか古墳が残っているのだが(柴又とか立石とか)
そこで石棺に使われていたのが房州石だそうで、
房総半島の先から葛飾まで運ばれたのだ。

この金谷神社脇の道を上るとロープウエイ乗り場。
途中、崖に穴が開いてる。千葉って崖の穴が多い。掘りやすいんだろか。
これは防空壕あとかなと思う。
どうでしょう。


さてロープウエイ。
お盆最終日だからか、観光客が思ったより多く、ロープウエイもひっきりなしに往復してる。

山頂駅の屋上から浜金谷湊を見下ろす。
と、どうも左手が地形的にあやしい。
きっと、土か石を採取したあとだろう。ずいぶんえぐったもんだ。

もうちょっと寄ってみる。

実はここ、中世の金谷城址らしい。
今はえぐられて見る影もないけど、ここに城があったのかと思うと感慨深い。
場所的に三浦半島が近くて城を築くのによさげな土地だしな。


で、鋸山散策をしようと思ってやっと思い出した。
ここ、上ったり下ったりが激しくてめちゃ疲れるのだよ。
とほほ。

でもここまできたからには地獄のぞきを楽しまないわけにはいきますまい。
日本寺の拝観料を払って、
鋸山散歩。
またもや大仏までたどり着けなかったが(疲れたし汗かいたし)、
山道を堪能。



という感じで、
山を楽しんだのでありました。
石を切り出したあとだけに崖のオーバーハングっぷりがたまらんわ。

帰りはiPhoneのHyperlapseアプリでロープウエイから撮影。

うーん、たまらんですわ。
ロープウエイの山頂駅を下から見るとこんなである。石を切り出したあとがすごい。


そういう山であるから、
山肌をよく見るといろいろと見つかる。


これとか、めちゃ気になったのだが、近寄れないのでよくわからん。
崖の穴(鎌倉のやぐらっぽい感じ?)に祠があったり
その上に謎の崖穴施設があったり。

いつか調べてみたい感じである。

帰りも船とバスと電車を乗り継いで帰宅。

鋸山観光というよりは、
電車・バス・船・ロープウエイと
4種の乗り物を楽しんだ一日でした。

こういう日帰り遠出も面白いもんですな。


2015/08/15

終戦記念日に武蔵村山-後編-トンネル抜けて

当初の予定は変電所跡までだったが、
せっかくここまできたのだから
軽便鉄道跡のトンネルに行こう、ということで

モノレールを一区間だけ乗り
終点の上北台から武蔵村山のコミュニティバスに乗り込んで横田へ。

多摩湖を作るときに敷かれた軽便鉄道跡が
自転車道&自転車用トンネルとして使われているのだ。

ここも10年ぶりくらいだなあ。


○羽村山口軽便鉄道跡とトンネル群

トンネルは5つ。

横田トンネル・赤堀トンネル・御岳トンネル・赤坂トンネル。そして閉鎖されてる5番目のトンネル。

まずは横田トンネル。


続いて赤堀トンネル。


そして御岳トンネル。



御岳トンネルを抜けたらいきなり湿度がぐっとあがり
両側を森に囲まれて暗くなり、もうどこへ迷い込んだのか状態。
でも少し歩くと、溜池と民家が現れ、奥にさらにトンネルである。



もうかなり暗い。
山の中だから早く暗くなるのだ。

さてここからが問題。このトンネル群、18時にシャッターが閉められちゃうのだ。
赤坂トンネルを出て振り返ると、もう17時55分。

トンネルの奥からママチャリにのったおばちゃんがやってくる。
委託されて、毎日18時にシャッターを下ろして回っているらしい。

そして無情にも、我々の背後でシャッターが閉められたのだった。
わははははは。
ぐががががと無情にも閉まるシャッター。
もう戻れません(笑)。



しょうがない、せっかくだから最後のトンネルを観に行ってから
迂回して帰ろうということで、
未舗装の道を歩いて最後のトンネルへ。
以前訪れたときはここでまたトンネルを戻ったので(自転車だったし)
最後のトンネルは初体験である。


いやあ、日没直前にこんなとこくるなんてホラーだわ。
街灯も何もないから油断するとすぐ暗くなるし。

でも山道をぐるっと迂回して里に出たら、
それほど暗くはなってなかったのである。
山はおそろしい。

そして青梅街道まで出ればバスも走ってるだろうということで
歩くことに。


○入り天神を通りがかってビールをいただく

ただ歩いてもつまんないので、
真福寺(なんと行基上人開基と伝わる古刹!)前を経由して
入り天神社脇を抜けることにする。

そしたら、
仮設ステージ上でおっさんたちが宴会中。
お祭りの前夜祭みたいなものらしい。

で、ビールをいただき、
あれこれこのあたりの話を聞く。

サプライズ展開ですな。
高湿度の中歩き疲れた中のビールが旨かったこと。

で、地元のおっさんたちと
あれこれ喋ってると「ここからならバスに乗るより上北台まで歩いた方が早い」といわれる。
じゃあそうするかと歩き始める。
青梅街道を歩道橋で渡り(ここ、切り通しっぽいですな)、
古い道をたどりつつ上北台へ。

ざっとこんな感じでありました。



○多摩モノレールを橋から端まで乗り多摩センターで打ち上げ

無事、上北台駅着。
せっかくだから多摩モノレールを始発から終点まで乗ろうという話になり、
多摩センターまでみんなで乗り、

多摩モノレールの旅を満喫し、駅前で打ち上げ。

なんかその筋の人にはたまらん密度の日となったのでありました。
後半は終戦記念日と関係なくなったけど、それもまたよし。
いやあ、濃かった。