2015/06/10

椅子が届いた。結局コクヨのWizard2。

朝、椅子が届いた。


椅子の座り方って人それぞれで、
わたしは椅子の上で「正しい姿勢で長時間じっとしてる」のが無理なのである。
ちゃんと座ったりあぐらを掻いたり横向きになったりと
だいたいにしてじっとしてられない。

昔、アーロンチェアを買って失敗したのもそこで、
きっちり座ると実に快適で素晴らしい椅子なのだが、
身体をきっちりサポートするための曲面のフレームが、
あぐらをかくときじゃまだったり、横向きに座ったときエッジが当たって痛かったりと
具合がよくなかったのだ。

もひとつ、座った瞬間にお尻がぐっと沈む感じが苦手。

だから正しい姿勢をサポートします的な椅子は、どんなに高価でもたぶん合わない。

むしろ、自由な座り方ができます、的な椅子の方がいい。
だから
ウィルクハーンのON!がどーしたとか
ON. | Products - 製品 | Wilkhahn Japan|ウィルクハーン・ジャパン

STOKKE(今はバランスチェア部門が独立してヴァリエールに)のザシットがいいとか
Thatsit - ザットシット | Varier - ヴァリエール, バランスチェア | Royal Furniture Collection - ロイヤル ファニチャー コレクション

その辺を狙ってたんである。

今まで一番長く座ったのが、STOKKEのActulumだったから
その流れで行くと、THATSIT(ザシット)に行きたい感はあったし、
(あのナチュラル座り心地はよい)
ON!の思想も体験して見たかったのだが、
いかんせん、どっちも15〜18万円する。

今ちょっとその金額をポンと出すのはキツい。
かといって、椅子のクオリティは大事だってのはわかってる。

先日、とりあえずウィルクハーンへ行ってON!にきちんと試し座りして
やっぱそれがいいということならそれでいこうと思い、
出かけたついでにショウルームに電話したら(要電話予約なのだ)、
今日は担当者がいないので無理だという。
しかも、欧州で発表された新型の椅子「IN!」もショウルームに来るのは
7月末だという。
IN 3D office chair - task chair with Trimension

がーん。
せっかくだから他の椅子でも試してみようと
iPhoneであれこれ調べたら、品川にコクヨのショールーム発見。
ちょうど大崎にいたからひと駅じゃないか。
よし日本のメーカーのも座ってみるか、と
ふらりと行ってあれこれ試してみる。

やっぱ高い椅子でも趣味に合わないなあ、
安い椅子はダメだなあと思いながら座ってたら、
ひとつ、これならいけるかも、という製品を発見。
それが、Wizard2。
オフィスチェアー「Wizard2(ウィザード2)」|製品|コクヨファニチャー株式会社

座面はまあ普通のそれなりのOAチェアなのでどうでもいい。
よかったのは背もたれ。
もたれた状態でよく上半身をひねったりねじったりするのだが、
それに合わせてたわんでくれるのだ。

普通のOAチェアは背もたれの左右両方にフレームがあってそれができない。
Wizard2は背もたれのサポートが中央のみにあり、
左右と上部が柔らかくて体重をかけるといい感じにたわんでくれるのだ。

ActulumやThatsitは背もたれの幅が狭いので肩甲骨の動きを邪魔しないのがいい。
Wizard2は背もたれの両側がたわむので肩甲骨の動きをあまり妨げない。
そこが気にいったんである。

で、帰宅して価格をチェックしたら、好みの構成(ハイバック+可動式ひじかけ)にしても5万円台で買えるじゃないか。
質感や座面の感じは価格相応だけど、
価格が1/3ってのはでかいのだ。
座面にあまり金をかけてないせいか、座り心地は安っぽいけど、
座ったときお尻がぐっと沈まない。
それもいい。
リラックス機能は求めてないから。

てな感じである。

いざ座ってみると、やっぱそれなりだなあという感じではあるのだが、
(性格的に)同じ姿勢で長時間座るってことがないので
問題じゃない気がする。

かくして、10年ぶりくらいに椅子が変わったのであった。

それまで使ってたActulumはというと……
実はアレ、妻の椅子で、妻が自宅で仕事をはじめたので
返さなければならなかったのである。

さて椅子だけは長く使わないとわからんからなんともいえんが
今のところ悪くない。ローバックでもよかったかなという気がするのと
ネコの爪研ぎ場にならないかが心配なくらい。
しばらくはこれで。



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