2015/05/31

ペンタックスの一眼レフは面白いけど

K-3IIのレビューを書く。
ペンタックスの一眼レフはいつ触っても面白い。


手ブレ補正用に作られた、センサーを動かす機構を
他の用途に使っちゃうとこなんざ、レンズ側に手ブレ補正機構を持つ
ニコンやキヤノンにはできない技だもんな。

もうひとつ、相変わらず、ISO感度の扱いが面白い。
フィルムの時代はISO感度はフィルムで固定されるので
露出は絞りとシャッタースピードだけで決まってた。
デジタルになるとISO感度も自由に変えられるので、
絞りとシャッタースピードとISO感度の3つの組み合わせになる。
でも多くのカメラは、絞りとシャッタースピードがメインでISO感度はサブの扱い。
ペンタックスはずいぶん前から
ISO感度優先モードや、絞りとシャッタースピードをマニュアルで決めるとISO感度を自動的にセットするモード(TAv)をつけてきた。これが面白い。
Mは3つともマニュアル、TAvはISO感度以外はマニュアル(だから自動露出のジャンルに入る)。
実際、TAvモードはけっこう便利である。

他にもペンタックスならではの小技がたくさんあって面白いのだ。
じゃあペンタックスがいいかというとそこは微妙。

個人的にひっかかってるのはAF。
一眼レフのAFって、AF用のモーターをレンズ内に持つかボディ内に持つかの2パターンがあり、キヤノンは全部レンズ内に持ってる。
ニコンはもともとボディ内モーターだったけど、今は古いレンズ以外レンズ内モーターに切り替えた(AF-Sレンズがそう)。
レンズ内モーターの方がAFは圧倒的に速くて滑らか。
で、ペンタックスはまだボディ内モーターを使って駆動するAFレンズが多い。
それで困ることってまあ、
猫を撮るときはAFが速い方がよいもの。


仕事の日曜日

雨だといってたのに晴れたやん。
というわけで、K-3 IIの追加作例を近所で撮る。

iPhone 6 Plus + instagram

夜はe-mansionサイトの連載コラムを書く。




2015/05/30

浅草あたりフィールドワークの日

新潮講座「家康から遡る「江戸・東京の下町」史」の野外講座の日。
葛飾区の学芸員、谷口先生の講座で、
これ、面白いのだ。

とはいえ、昨日の悪天候が尾をひいておりまして
朝から三脚持って(K-3 IIのリアル・レゾリューション機能には三脚必須なのだ)
出発。近所とお茶の水から神田明神あたりで作例撮影。

神田明神境内で千代田区のレンタサイクル発見。
これで浅草橋まで行けば遅刻もしないし簡単じゃん、と思ったら、
千代田区のみなので、浅草橋はダメなのでした。がーん。
しょうがないので秋葉原まで乗っていくことにする。

これがまた、手続きがめんどくさい。
自転車についてる装置と手元のスマホでさっと契約できるのはいいんだけど
さすがNTTドコモ。古い官僚的な大手の会社は
利便性より低リスクを優先するので、手続きが煩雑になりやすいのだ。
その場でスマホを使ってあれこれ、クレジットカード登録とかIDとパスワードとか氏名とか。。。歩いた方がはやかったかも。



でも電動アシスト車は快適。
三脚を籠に突っ込み、ひた走るのだ。
ぴゅーと秋葉原まで走り、そこで返却(100円!)。
秋葉原で自転車返却場所を求めてうろうろしたのも含めて
予定より時間がかかったけど(おかげで昼飯が駅の立ち食い蕎麦に……)。

一度登録したら、次からはちょっとは楽ができるのだろうか。
ともあれ
こういうの、もっとみんな利用すべきですよ。
東京・千代田区コミュニティサイクル(レンタサイクル)-ちよくる

なんとか浅草橋での待ち合わせに間に合い、
浅草橋から浅草、さらに待乳山まで
隅田川沿い微高地散歩。
これが素晴らしい。
僅かに残った自然堤防の名残を見て古道っぷりを確認できました。
ふふふ。
7月期の「凸凹合戦第二の陣」のネタを仕入れられましたぜだんな。
興味のあるみなさま、ぜひお申し込みを。
講座詳細 | ヨム・カク・ミル・シル 新潮講座 SHINCHO CHAIR | 新潮社

その後神谷バーでビール。
ちょいと浅草の夜景を撮って帰宅。


2015/05/29

iCloudフォトライブラリがまた不調である

レビュー用にPENTAX K-3 IIが来てるので
作例を撮りに行くかと外に出たら雨が降ってきたので
這々の体で戻る。
今日は撮影は諦めて
室内でブツ撮りしたり。

最近、また「iCloudフォトライブラリ」の調子が悪い。
iPhone側が一方的に悪い。

追加で撮った写真がアップロードされないのである。
どうもアップロードしようとして失敗してるらしい。
iPhoneで撮った写真が反映されないのだ。
またかよー。

困ったもんです。

思想としては、「iCloudフォトライブラリ」が一番いいんだよな。
Google+も似たようなことはじめたけど
あっちは「いろんなデバイスの写真を同期してクラウドで管理する」のが目的。
Appleの方はそれと同時に「各デバイスのストレージが足りなくなったら、オリジナルをクラウドにおいたまま、ローカル側はサイズを落とした写真だけをおいておいて必要な時にクラウドにアクセスしてダウンロードする」のがキモ。
そこまでいかないとダメ。それがありがたい。

逆にGoogle+はアップロードされた写真を解析して自動的にタグを付ける
ところまで進んでる。これはアップルもやがてやるんじゃなかろうかと思う。

まあいずれどっかでまとめて書きたい。


2015/05/28

東京古道散歩の下見の日。

6月6日の「東京古道散歩」の下見。

洗足池集合。
にしてもだな。
ややこしいぞ東急線。


戸越と戸越銀座と戸越公園!
荏原中延と荏原町と中延!
洗足と北千束と洗足池!←もともとは全部「千束」
まぎらわしすぎ。しかもそれぞれ路線が違ったりするし。

まあいいや。PENTAX K3IIの作例撮りを兼ねて洗足池から大井まで歩く。
途中でシータ。
電線アートなリトルプラネット。



帰り、ちょっと時間があったので、
ヒカリエに立ち寄る。東京カメラ部のイベントが行われてるのである。
ブースを出してたメーカーの人と立ち話をし、
はじめて、富士フイルムのX-T10を触る。
これ、写真で見るより実物の方がいいじゃん。

三井さんと会い、甘味を食べて帰宅。

夜、ascii.jpに猫連載を書いてメール。
さらに、昨日下書きだけ終えてあったNikon1 J5のレビューを仕上げてITMediaにメール。


2015/05/27

自転車と道交法と改正と6月1日

6月1日から道交法改正で自転車も見逃してくれなくなる的な話題で盛り上がってる昨今だけどさ、
どれも「もともと道交法に書いてあった」ことなんだから。
もとからダメなものはダメだったんだから。

・自転車は車道の左端を走れ(ただし、自転車通行可と書いてある歩道や幼児や老人を除く)
・自転車も一旦停止を守れ
・自転車は「軽車両」で車両の一種なのだから、信号機も「車両用のもの」に従え(ただし、歩行者用信号の横に「自転車」と書いてある場合はそっちに従う)。
・並走可の標識があるところ(ほとんどみたことないけど)以外は「並走は禁止」。
・無灯火とか信号無視とかそういうのはもちろんダメ

ってことで、
まあ、ニュースになって周知徹底されるのはよいことだよな。
たぶん、自転車好きの自転車乗り以外は
「自転車は交差点でどの信号に従うべきか」を知らない人がほとんどだと思うもの。
「歩車分離式」信号は、原則として「歩」じゃなくて「車」ですよ。

個人的にはもう
「車道の逆走はしない」
を最優先にしていただけると大変助かります。

どっかのブログだかなんかで
自転車が車道を走るようになったら事故が増えそうと
安易に書いてる人がいたけど、
すでにその辺は調査済みで
「歩道を走ってるときの方が事故は多い」のです。
世の中、日常の感覚と違うことはよくあります。

ついでにいえば「こわい」のと「あぶない」のは違います。
車道左端を走るのは慣れないと「こわい」かもしれないけど
逆走の方が「あぶない」のです。


もうなんというかとりあえず警視庁
自転車の交通ルール :警視庁

2015/05/26

ぎゃらくしーとか

ちょいとご近所作例を追加で撮り、
ITMediaにSAMSUNG GALAXY S6 Edgeのレビューを書く。
んだが、
なぜか、macとのUSBケーブルによる接続がうまくいかなくなる。
ついこの前までできてたのにー。

しょうがないので、dropbox経由での転送に切りかえたりしてて
時間がかかる。

そろそろ、mac用のAndroid File Transferアプリ、バージョンアップしてくれないかなあ。
つかいづらすぎ。

ディスプレイがEdgeじゃない方が扱いやすそうだけど、
全体にサクサク動いてなかなか快適でした。

Nikon1 J5

2015/05/25

地震があった日

地震。久々に大きく揺れた。
かふかがとっさに隠れて行方不明になったので震度4である。
J5の作例などを撮る以外は特に何をしていたかよく覚えてない。

2015/05/24

境界協会の日

日本地図センターの小林政能さん主催の「境界協会」フィールドワーク。
長崎から大山まで。
区界を歩くだけのツアーなのだけど、これがなかなか面白いのでできる限り参加してるわけであるが、
今回はNHKの取材入り。
「ひるまえ ほっと」という番組で街歩きのひとつとして
境界協会を紹介するそうな。
でかいカメラを肩にのっけて10km近い街歩きにつきあうテレビクルー大変。
さすがNHK。

3つの区の境です。トリプルジャンクション! #境界協会 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
簡単な打ち上げ終了後、
オプション散歩をしたいという声があり、
雄姿数人で、中板橋あたりの鎌倉古道をちょっと案内して解散。
夜の町を歩くあやしい集団でした。



2015/05/23

夏の新潮講座は

赤坂のワーカホリックまで椅子を吟味にいく。
いくつか座ってみたけど、
ウィルクハーンのオンが楽しそうだなあ。
でもハイバックの製品しかおいてなく、
ミドルバックが欲しいといったら
ウィルクハーンへいって試座したほうがいいといわれる。

作例を撮りつつ夕方から大井。
夏の新潮講座の打ち合わせを
皆川さんのスリバチ講座終了後に行おうという話で
大井町へ向かったら、
皆川さま御一行と偶然ばったり。

そのまま打ち合わせ突入。

講座詳細 | ヨム・カク・ミル・シル 新潮講座 SHINCHO CHAIR | 新潮社

2015/05/22

電動アシスト自転車は多くの人が思ってるよりよい運動になります

レビュー用のNikon 1 J5を携えて、
じゃあ猫でも撮るか、ってんで猫を撮りに自転車で走る。

次太夫堀公園民家園でちょいと作例を撮り、
品川道(いかだ道)を走って世田谷通りに出て一路登戸へ。

ヤマハの電動アシスト自転車で走る。
電動アシスト自転車ってバッテリーが切れたらただのクソ重い自転車だ、
といわれると、確かにそうなんだけど、バッテリー切れは気をつけてればなんてことない。
むしろ大事なのは
「電動アシスト自転車は時速20kmを越えたらただのクソ重い自転車だ」
である。
電動アシストって時速20kmあたりから効きがぐんと弱くなり
時速25kmを超えるとゼロになる。
となると、普通のスポーツ自転車の2倍重たい自転車になるのだ。
時速20kmなんて平地なら一瞬である。ちょっと踏めば数秒で達する。
実は、そこがいいのだ。

・電動アシストがついてると「発進」と「のぼり坂」がメチャ楽。
 ここのストレスがほとんどなくなる
・平地の巡航はクソ重い自転車である。
 ここで速度を維持しようと思うと体力を使う

発進や急坂は瞬発力→無酸素運動
平地の巡航は適度な負荷が連続して続く→有酸素運動

でしょ。

つまり
自転車に乗ってて一番しんどくて身体に負担がかかる(あるいは楽しいw)ところをアシストして貰って楽をしつつ、
それ以外は「普通のスポーツ自転車よりちょっと負荷が高い有酸素運動」
になるのである。

ほら、ダイエットや体力維持目的としては理想的ではないですか。
片道20kmも走ればかなりの有酸素運動ですよ。
アシストがついてるから多少疲れても走りきれますよ。
時速20km弱で走れば超快適なアシスト自転車で
がんばってペダルをくるくる回すと、有酸素運動ばっちりなダイエット向け自転車になるのだ。

今のスポーツタイプの電動アシスト自転車って「なんちゃってMTB」的なのが多いけど、
ちゃんと設計すれば
「急坂や発進・停止が苦にならない、適度に運動ができる大人のスポーツ自転車」
って作れるし、
そこをきちんとアピールすればニーズがあると思うんだよな。

メーカーさん、いかがでしょう?
企画しません?
パナソニックのジェッターがそれに近い感じかな(ネーミングはアレだけど)。
乗ったことないのでなんともいえませんが。
ジェッター | 自転車 | Panasonic

もうひとつ発見。
自転車に乗るたびにログをとってるんだが、
「電動アシスト自転車の方が平均速度が速い」のだ。
これは面白い結果。
最高速度は、軽量な普通のスポーツ自転車の方が圧倒的に速い。
平地で時速30km巡航ができるけど、
電動アシスト自転車でそれは無理。せいぜい時速25km。
それ以上がんばると疲れるので長時間もたない。
でも、帰宅してログを見ると、平均速度は電動アシストの方が速いのだ。
街中を走るときは、いかにストップ&ゴーが多いか、ということだ。
電動アシストは発進時の加速が速くあっという間に巡航速度に達するので
そこで平均速度をかせげるのだ。

サイクリングロードを延々と走るとまったく違う結果が出るだろうけど、
街中に限っては正しいと思う。

→参考記事:ASCII.jp:すべての急な坂を上れ! 電動アシストスポーツ自転車「Brace XL」を乗り倒す! (1/5)

さて、
いつもの川原はことぶきやの解体工事がはじまってて
ちょっとやさぐれた雰囲気に。
うーむ。


2015/05/21

椅子をどうするか悩んでる

ITMediaにXperia Z4のカメラレビューを書いてメール。
画質は良くなってるけど、
でもまあiPhone 6 plusとどっちをとるかといわれたらiPhoneかな。

つづいて、ascii.jpに猫連載を書いてメール。

最近、椅子問題が勃発してる。

諸般の事情で椅子を買わねばならないのである。
仕事用の椅子。
これがもうOAチェアでググるとわかるようにピンキリで、
楽天のオフィスチェアランキングにいたっては
数千円・数万円・10万円超がゴッチャに並んでる。

ちなみにわたしの椅子遍歴は
WilkhahnのPicto(いつ買ったのか忘れた。手放したのは2001年)
ハーマンミラーのアーロンチェア(これは2001-2004)
STOKKEのActulum(2004-)
となってて、今のActulumが一番長いだなあ。
アーロンチェアを手放したのは、使い方に合わなかったから。
正しい座り方を強要する形状の椅子は苦手。

とりあえず、
座面メッシュはダメ。
座ったとき腰がぐぐっと沈むタイプのは好きじゃない。
くつろぐときは座らないのでヘッドレストも不要。
座面であぐらをかきたい。
予算はそんなにない。

以前から気になってるのがWilkhahnのON!なんだが
試座に行かねば。


2015/05/20

THETAでRoll World

発表会ラッシュも終わったので
近所でXperia Z4とGALAXY S6の作例撮り。
いつものやつをいつもの場所で。

帰宅して端末を発送して
原稿を途中まで書いたところでダウン。

FBで友達がリトルプラネット部を作ってて
それに参加してるのだが、
こんなヤツ。THETA+LittlePlanetアプリで作成
そのグループで
Roll World流行中。
リトルプラネットの動画版。1枚の全天球写真からロールな動画を作ってくれる。
山中城ロールと招き猫ロールをどうぞ。


ちょいと面白い。
THETA+RollWorld(iOSアプリ)で遊べます。
RollWorld

2015/05/19

ソフトバンク新製品発表会の日

久々にソフトバンクの新製品発表会。

でも、壇上に上がるのは孫さんではなく、
宮内社長。

孫さん的な大きなリアクションも派手なしゃべりもないけど、
よく聞いてると、けっこうぶっちゃけてるというか、
無駄がなくて、曖昧さも感じず、
なかなか面白い。

孫さんが米国式の(といっていいと思う)、
聴衆に語りかけるようなわかりやすい退屈しない話術を使い、
しかも自分で自社の端末を紹介して操作してみせ、
プレゼンの資料も自分で操作するという
(それまでは社長自身が実際の端末をちゃんと触っておらず、
 用意された原稿を読むだけで、プレゼン資料の操作も壇上から部下に指示する
 という形態が多かった)
製品発表会を見せ、
古い日本の企業然とした発表会を行ってきた他社(まあ、ドコモとau)は
社長が代わると同時に、
孫さんを意識したかのような
オーバーアクションで
よくしゃべる派手な発表会にシフトしてきた。

そしたら
ソフトバンクモバイルはいち早く
「もうそういう時代は終わったんだよ」と
宮内社長にバトンタッチし、
落ち着いたプレゼンに切り替えてきた。

面白い。

そして「時代が変わった」ことと「ソフトバンクは何を目指すのか」を
前面に押し出してきたのだ。
このご時世、
テクノロジーの進化がすべてを変える、なんていわんよ。
いやあ、面白い。

細かい内容はまあいろんな記事を見ていただくとして。

その後、近所でちょっと作例を撮ってから帰宅。



2015/05/18

ちょいと撮影の日

ちょいとITMedia編集部へ行って
スマホカメラレビュー用に女子の作例撮りなぞをして
さすがに疲れてる上に明日は早朝からカメラ持ってお仕事なので
早く寝る。

なんというか、スマホのカメラっていざ使ってみると
やっぱ差があるんだよな。
結局のところ、一発芸的な特殊機能なんて一発芸にすぎないんだよなと。

にしても、毎日出歩いてると疲れますな。
毎日出社する方々の体力に感服いたします。

2015/05/17

三島山中城址散策記-その2-三島編

山中城祉停留所から1時間に1~2本のバスに乗り、
三嶋大社の少し手前、
愛宕町でバスを降り、旧東海道筋を歩く。
旧東海道ではあるけれども、中世以降は箱根路として使われてた古道である。

石畳の道は歩いてみたいけど、
「石畳風」は歩きにくいのでかんべんです。はい。

旧街道筋ならではのあれやこれやを楽しみつつ、
三嶋大社へ。

伊豆半島の付け根にして、伊豆国国府もこのあたりにあったと推定されてる。
延喜式内社。
祭神は三島大明神(大山祇神・事代主神の二神をさすという)でどちらもいわゆる「国つ神」。

古社だが、延喜式神名帳には「賀茂郡」の神社として書かれており、
賀茂郡は伊豆半島の反対側(下田とか河津とか三宅島とか)であるからして、
現在地からはずいぶん離れてる。
いくつか創建伝承があり、いずれも三宅島や伊豆大島など伊豆諸島が関係している。
どもそのあと(平安時代後期くらい?)、現在地に遷ってきたようだ。
(参考:日本歴史地名体系)

三嶋大社が発展したのは、源頼朝の崇敬をうけ、
東海道のルートとして箱根路の利用頻度が高まり、
三嶋大社の前を通過するようになってからかと思う。

とまあ神社ひとつとっても細かくツッコミ出すと終わらない。
やばい。



実はもっとやばい事態が起きてた。
カメラのバッテリ切れである。
いや、E-M1はそもそもバッテリの持ちがさしてよくないので
予備バッテリをバッグに入れてきたのであるが、
「予備バッテリが充電されてなかった!」
アホですな。
たぶん、以前予備バッテリを使ったとき、カラになったバッテリをバッグに放り込み、
そっちに充電するの忘れてたんだと思う。

アホです。
で、わたしがいいたいのはひとつ。
「microUSB端子を装備して、モバイルバッテリーから充電できるようにしてくれーー」
もうそれだけ。
ミラーレス一眼でそれができるのはソニーのαくらい。
コンデジならけっこうそういうのが出てきてるんだけど、
レンズ交換式はまだなかなかその域に達してくれないのだ。
うがー。

というわけで撮影はあきらめてスマホのみにし、
大社を出て鎌倉古道とされる道を歩きながら夕飯の算段。
旧東海道より1本北の道が鎌倉古道とされてる。根拠は調べてない。


三島の有名なうなぎ屋といえば桜屋だが、
ここは観光客が行列を作ってるそうな。
それはちょっとね。

あれこれ検討した結果、
「石焼きうなぎ」にしようってことで、
タクシーを拾ってちょいと離れた「うな繁」へ。

うな繁の石焼き鰻丼、
要するに「ひつまぶし」のバリエーションなんだが、
おひつではなく、焼いた石のどんぶりにご飯と鰻がのっかってる。
面白がって写真を撮ってると
あっという間にご飯が焦げるので注意。

うなぎとごはんをざくっとまぜて碗によそっていただくのだが、
とろろの小鉢と、昆布茶がついてくる。
1杯はそのまま、1杯はとろろと一緒に、残りはお茶漬けしてねというわけだが、
とろろをかけて食すひつまぶしは旨い。
これは新発見でありました。

面白いものを食べられて満足。

帰りは小田原からロマンスカー。
たまたま。ほんとにたまたま、向ヶ丘遊園に止まるロマンスカーだったので
非常に楽をさせていただきました。
でもつかれたーー。

もともと「山城へ行きたい」というN女史がいいだしっぺで、
小机城、鉢形城(これは行かなかった)に続く第3弾だったりするのだ。
さて次はどこへ行くのか。


三島山中城址散策記-その1-山中城編

朝10時に三島駅南口集合。
なんなんだそれ(笑)。
結局みな乗る電車は同じなので
小田原駅で合流したのだけれどもね。

山中城址を散策し、三嶋大社を詣で、うなぎを食べて帰るという欲張りな日。

「山中城址」へは三島駅前からバスでいける。

戦国時代、後北条氏の支城があったところ。
1590年、豊臣秀吉軍の小田原攻めでさくっと落城した城。


1590年、秀吉軍は後北条氏の小田原城へ向かって攻め上がる。
東海道を使って家康や秀吉、その配下の軍勢が迫り、
東山道を使って北から回るのは真田や上杉など北方勢。
海からは水軍。これで小田原城を囲むわけである。

秀吉軍は沼津の三枚橋城に到着。ここから小田原へ向かう道は2本ある。
足柄路と箱根路。
もともと古代東海道は峻険な箱根路ではなく、箱根山の北側を回って足柄峠を越える「足柄路」が本道だった。箱根路は律令時代、富士山噴火によって足柄路が使えなかったときに整備された支道。
ただ距離的には箱根路の方が近かったため、鎌倉時代以降は次第に箱根路が使われるようになり、後北条氏の時代には箱根路が主に使われるようになった。
だから山中城は重要な防衛拠点だったし、秀吉は力尽くでそっちをつぶしていったわけである。
それが江戸時代の東海道に受け継がれている。

でも足柄路もまだ存在してたわけで、
後北条氏は秀吉対策として、
足柄峠の足柄城、箱根路の山中城、三島の南に韮山城と3つの城をおいて西側の守りを固めた。

その山中城である。当時の縄張りがきれいに残ってて整備されており、
後北条氏独特の「畝堀」や「障子堀」(通称ワッフル堀)が残っててたまらんのだ。

山中城攻めの大将は豊臣秀次(この時はまだ生きてたんだ)。
大軍で押し寄せ、半日だか1日だかで落城させたらしい。

ちなみに足柄城を落としたのは家康の家臣である井伊直政。

わたしが気になったのは家康の進軍ルート。
昨年、足柄古道を歩いたとき、矢倉沢あたりに「家康陣馬の跡」とされる史跡があったのだ。小田原攻めの際、家康がそこで陣を整えたらしい。
伝承はほんとか? 家康は足柄路を抜けたのか?
それがどうも違うらしい。

家康はというと、鷹巣城(というか砦?)を落とし、宮城野に向かったという。
鷹巣城は箱根路を抜け、芦ノ湖を越えた山にあった。
宮城野は神山の北側あたりで、小田原へ向かう道からは外れる。

井伊直政は沼津から足柄路を抜けて足柄城を落としたのか
家康と一緒に宮城野を抜け、乙女峠から足柄路に入ったのか。

よくわからん。まあ、足柄古道沿いにある家康陣馬の伝承が正しいとしたら、
足柄城を落としたあと、足柄路を抜け、北西から小田原城に向かい、小田原城の東側に陣を張ったのだろう。
津久井城を落としたのも家康の家臣だというから、足柄路を抜けて北上して津久井城に向かったと考えればつじつまもあう。

まあそんな細かい事を考えながら山中城である。やっと本題。
歩いたルートをGoogleEarth上にマッピングしてみた。


山中城祉バス停から旧東海道を歩き、芝切地蔵尊に立ち寄った後、
宗閑寺を抜けて城祉へ。

旧東海道・箱根路

虫歯地蔵

城祉着。左側のは土塁。この風景がもうたまらん。
 北条丸から西の丸へ。でもって山城跡を歩く。

これがワッフル堀! 正しくは障子堀だけど。
 駐車場に戻って唯一のお店でそばを食い、そのあとは箱根路を挟んだ反対側にある出丸へ。
出丸の終端にある通称すりばち曲輪

スリバチ曲輪を囲む土塁から畝堀と箱根路方面を臨む。
 そして箱根路を少し歩き、バス停から三島へ戻る。
箱根路(旧東海道)の石畳

続きは後編。

2015/05/16

北沢川散歩part3の日

ご近所街歩き仲間企画というか、
そんな感じの北沢川散歩第三弾。
上流から徐々に下流に向かっていて、
今回は下北沢周辺となる。

基本、北沢川支流暗渠辿りで
知らない暗渠いっぱいあって面白い。

その他あれこれネタが深すぎていっぺんに書けないので
写真メモだけ。

・下北沢仮設中の過渡期的寂しさ




・下北沢にルルドの泉!

 いや泉はないから単なる「ルルド」。教会の敷地にあります。





・ただひたすら暗渠を辿る






・明大前に残る山手急行の夢の残滓

 井の頭線明大前駅の少し北。玉川上水をくぐるとこ。
 橋脚をよく見ると、「四線分」確保されてる。実際に線路が敷かれてるのは西側の2箇所だけだ。
 なぜ4つ分のスペースがあるのか。
 実はこれ、「山手急行」という実現されずに終わった路線の残滓なのだ。
 部分的に用地買収は完了しており、明大前あたりは井の頭線と一部並行して走る予定で、ここは4線分の幅が確保されたのである。でも実現はかなわず、その残滓がここに残ったのだ。夢のあと。
東京山手急行電鉄 - Wikipedia




以上。15km以上歩きました。いやはや。
最後は
最近ちまたで話題の「さか本そば」で
夕飯を食ってぐだぐだ。
わたしはちょいと急ぎの仕事がはいったので帰宅。

さくっと短いコメントを書いてあれこれPDFをチェックして
メールして寝る。
明日ははやい。


2015/05/15

仕事する日

近所で追加作例撮りして
ついでに猫も撮って、
あとは延々と原稿書き。


晋遊舎のデジカメMook用。
残りをなんとか仕上げてメール。

2015/05/14

au新製品発表会の日

品川でau新製品発表会。さまーau。

ドコモがdカードなら
auは一足先にau walletしてるわけで、
さらにリアルなお買い物をするという方向で、
au wallet マーケットだそうで
ドコモもauも自社の回線ユーザーを中心に
さまざまなサービスを提供する方向に向かってて、
昔のケータイの時代は「通信や端末」がらみのサービスに止まっていたけど
今度はリアル社会とつながろうというわけで
カードまで発行しちゃって、
まあそうやって幅広い手厚いサービスで
格安SIM系との差別化をはかっていくとというか
ユーザーを囲い込んでいくというか
そんな感じなのでしょう。




はてさてどうしましょうかねえ。
個人的に、そういうサービスにお付き合いするかどうかということですが。

んなことを考えつつ、
帰宅してascii.jpに猫連載を書いてメールして、
さらに晋遊舎のデジカメムック4ページ分をなんとか書いてメールして
寝る。


2015/05/13

NTTドコモ新製品発表の日

NTTドコモ新製品発表会の撮影に
汐留まで行く。

たくさん撮る。疲れた。

そうだなあ、
なんというか、dカードだそうで
ローソンだそうで、クックパッドだそうで、食べログだそうで、
まあ、他社サービスとの連携は悪くないのだけど、
どうもそういう、
現世利益的囲い込みサービスは好きになれないのだが
日本だとキャリア主導でそうやって動かないといけないのだろうか。
PONTAカードとdカードでTカードに対抗しようというのだろうか。



うーむ。
ところで、dポイントカードって「カード」じゃなかだめなん?
おサイフケータイで全サービス使えるよ、とはならないん?

そうそう、加藤社長の写真って撮りづらい。
しょっちゅうモニタのテキスト見るために視線を下に落とすから、
上を向いたタイミングで撮らなきゃいけないのです。


2015/05/12

X-T1のAFが速くなるそうですよ

晋遊舎から出るデジカメムックの原稿を4ページほど書いてメール。

富士フイルムがX-T1のファームアップを発表した。

なんというか、X-T1を先日まで借りてたのだけど、
一番の不満点はAFだったんだよなあ。
あれが速くなるとか、暗所に弱かったんだが
像面位相差AFの明るさ追従範囲が従来の2.5EVから0.5EVまで拡大。
とか、やっと「オートマクロ」がついたとか。
ファームウエア4.0というだけある内容に。

素晴らしい。ファームアップでそこまで対応できるとは。
実施は6月だそうだけど、
良い話であります。


2015/05/11

晴れたのでコンデジ抱えて作例撮り

安くて小さいコンデジからでかくて思いハイエンドコンデジまで全部で8台かかえて
作例を撮らねばならない。
特に望遠作例が必要だし、ある程度バリエーションも欲しいし。

よし天気もよさげだし、江の島でもいっちゃえー、
ってことで小田急に乗って江の島へ。

富士山、かろうじて頭をだしてる。

月曜だからのんびり回れるかと思いきや、
めちゃ観光客多い。
何がなんだかよくわからない。

ぐるっと歩いて裏の方まで回ったりするが
8台もあるとどれで何を撮ったかわからなくなる始末で
もう最後は適当に。
特徴あるカメラならそれを活かせばいいんだけど、
安くて薄いだけのカメラだとどういう被写体がいいのか難しいわけで、
結局、生しらすと釜揚げしらすのハーフ丼を魚見亭で食べた他は
夕方までぶらぶらと散歩。

途中「おぎくぼさん」ですかと声をかけられる。
スリバチ学会のフィールドワークで一度ご一緒したことがある方で
名前だけはFaceBookで知ってた。びっくり。
徒歩ルートは以下の通り。
江の島はまだまだ散策しがいがありますな。


帰宅して写真を吸い上げたところでダウン。
これから使うカットをセレクトしなきゃ。


2015/05/10

仕事する日

疲れたので昼まで寝る。起きる。ぶらぶらと散歩。
夕方から、
ParallelsでWindows8.1を開き、
あれこれスクリーンショットをとりつつ、
つなぐネットのWebサイトの連載を書いてメール。

いやあ、仮想PCだとWindowsのスクリーンショットとるのは楽でいいわあ。
画面サイズもいじれるし。


2015/05/09

「東京古道散歩」の日

東京古道散歩の日。
王子から岩淵の渡しまで、
王子神社と赤羽八幡神社をスルーしたくせに
稲付香取神社と稲付城祉にはちゃんと立ち寄るという不思議なコース。

時間と体力の問題を抱えつつ、
でも荒川までは行きたいよね、と。
ゴール地点は埼玉県だった、そういえば。旧流路が県境になってるから。

今回のポイントは稲付城祉と自衛隊十条駐屯地から北に延びる鎌倉街道でしたな。
あと、道路拡幅前の十条富士登山か。


こんな感じ。
KML化したログを東京地形図をかぶせたGoogleEarthに貼り付けてみた。
東京地形図についてはこちらを。
Ground Interface
GoogleEarth用の東京地形図です。もう何かと助かってます。

終わったらもちろん赤羽で……。


2015/05/08

[AppleWatch]42mmのボディに38mmのバンドを!

家電批評用の作業をちょいとやってメール。

AppleWatchのバンドを変えてみる。
別途注文してあった、38mm用黒スポーツバンドが届いたのだ。

わたしのAppleWatchは42mmのシルバーボディでホワイトバンドである。
シルバーボディとブラックバンドの組み合わせはなかったのだ。

で、ブラックバンドだけ別途買ったのである。
しかも38mm用のを。
38mm用バンドは少し細いため、見た目がすっきりするのだ。

ね。これなら違和感ないでしょ。
42mmのバンドにくらべて細い上に色が黒いからより締まって見える。

42mmのAppleWatchに38mmのバンドをつける人なんてそうはいないだろうが、
「ちゃんとつけられます!」という報告がてら。