2013/12/31

[大晦日]紅白歌合戦なるものを観てみた

紅白歌合戦を観る習慣はまったくなかったのだけれども、
昨年、TwitterのTLを眺めてたら
なんだか盛り上がっていて、
ああ、紅白を観てる人って思ったより多いのだなとびっくりした次第で
それがまた楽しそうにツイートしているので、いささか悔しくもあり、
じゃあ今年は観てみようと思ったのである。
(その割にテレビつけたのは19時半と出遅れたのだけど)

いやあ、普段テレビをまったく観てない……それこそ
EXILEを観たのも生まれてはじめてという具合で、
PerfumeとかAKBとかももクロとかはTwitterやFBで話題になるから知っていたのだけど、歌ってるのをちゃんとテレビで観たのははじめてで、
おお、Perfumeがプロジェクトマッピングしてるーとか、
ももクロおもしれーとか、
プロ野球のその年一番活躍した大投手(といっても差し支えあるまい)が
ももクロの一員のように馴染んでるというのはほんとだったんだとか、
何かと
新鮮でありましたですよ。

あまちゃんネタも、
あまちゃん見てない人にはわけわからんなと言ってるわたしも見てないのだがなんとなく分かる気がするのが不思議
とツイートする始末で
まああれだ、それもこれもFBであまちゃんネタがやたら流れてて、
気になって数回観てたので
なんとなくわかっていたわけで、SNSってすげーなと。
実はテレビってネットの恩恵をかなり受けてるんじゃないかと思うことしきり。

AKB48で大島優子が卒業します宣言をしたとき、
様々な極論なツイートが流れてきたんだけど、
それをみて「ふーん、なるほどなあ」としか感じなかったわたしは
すっかり他人事として楽しんでるなあ、芸能界とやらにまったく興味ないんだなとと思うことしきり。

考えてみたら、薬師丸ひろ子と小泉今日子と松田聖子が出てる紅白って
なんかすごいんじゃないかとかそっちに感心してたり。

NHK的な小芝居やら展開やらはおいとくとして、
紅白歌合戦という存在を毛嫌いしてた頃(それが30年ほど続いたわけですが)
に比べて、時代も変わり、構成もずいぶん変わり、
ちゃんと盛り上がるようになってたんだな、
たまには観てみるもんだな、と。

考えてみたら子供の頃一番観たかったのは紅白歌合戦ではなく、
「コント55号の紅白歌合戦をぶっ飛ばせ!」の野球拳だったりしたのだが
もちろん小学生はそんなものを見せてもらえるわけがなく、
大人になったときは、
そんなややこしい番組はとっくになくなっていたのでありました。無念。
というか、今調べたら、野球拳してたのはこれとは別の時間帯の「コント55号の裏番組をぶっとばせ!」という番組だったようで、紅白歌合戦の裏でやったのは1回だけらしい。
こどもの記憶は捏造されるものですな。

でもまあ
紅白のおかげでやっと「テレビの今」を感じ取れたというか、
2013年のテレビはこういう年だったんだなあと
妙に感慨深かったのでしたというところで
あけましておめでとうございます。

2013/12/30

[Adobe]Photoshop CCはCamera Rawフィルターがよい

年末なので大掃除したり雑誌をまとめて捨てたりとそんな何でも無い日なので
Photoshopの話でも。

PhotoshopはずっとCS5.5を使ってて、まあCCになるぞってんで、
CCのサブスクリプションに申し込み、
秋になって写真業界向けプログラムと称して
PhotoshopとLightroomだけなら月々1,000円でOkと聞いて、
なんだそりゃー、やるなら最初からやれーとブツブツいいつつ
月々3,000円(初年度のみ)を月々1,000円に切り替えたわけだが
(手続き時期の関係で12月だけ重複してるけど、CCは12月いっぱいで解約となった)
じゃあPhotoshopがCCになって何がうれしいかというと、
それはもう「スマートフィルター」と「Camera RAWフィルター」に尽きる、と
思うわけで、
写真を調整するときは、Photoshop用語のPhotoshopな機能より
デジタル写真用語を使えるCamera Raw機能の方がずっとわかりやすいから
写真を開いたら、必要に応じて露出やらWBやらをハイライト&シャドウのバランスやらを調整したいのだが、以前のPhotoshopでは写真を開くときにしかできなかったのだ。
CCはいつでもCameraRawフィルターを呼び出せる。
RAWと書いてあるけど、RAWデータの方が調整の幅が広くてクオリティを保持できるってだけで、JPEG画像にこのフィルターをかけても問題ない。
よって写真を開いて、CameraRAWフィルターでレタッチしてから
あれこれPhotoshopな作業をすればいいのだ。
さらに、写真レイヤーをスマートフィルターにしてやると
作業中にいつでもCameraRAWフィルターをかけ直せる。
こんな感じ。
元写真
スマートフィルターに変換する
Camera Rawフィルターをかける
元写真(JPEGです)を調整する
あとは思う存分PhotoshopなことをすればOK
Photoshopの新機能ってわざわざバージョンアップするほどのものじゃないな、
的なのが続いててわたしも途中で止めていっかと思ってたけど、
これはありがたいのであった。
というか、もっと早く実現しててしかるべき機能だったと思うですよ。

まあ、2013年12月31日が〆切だけど……。
ずるずると伸びる可能性もなきにしもあらずってことで。

CCからこれにダウングレードしたことでPremiereProが使えなくなるのは残念だけど、
まあ、本格的な編集はしないのでPremiereElementsを買えば済みそうだし、
イラレは普段は使わないし、いざというときもCS5.5を持ってるからそれでなんとかなるでしょう。

2013/12/29

[サッカー]天皇杯準決勝を国立競技場で

国立競技場で天皇杯準決勝観戦。
今回はメインスタンドアウェイ寄りの端っこコーナー近くで。
国立競技場って邪魔な陸上トラックがあるんだけど
古い競技場だから
陸上トラックの数も少なく無駄なスペースが少ないので
横浜国際競技場よりずっと近くて見やすいのがよい。
新しい国立競技場……どうなるのかわからんけど、
横浜のみたいになったらイヤだなあ。
フィールドが近くてスタンドの傾斜がきつめで見やすいといいなあ。
無理な気がするけど一応。

アウェイ側ははやく日陰になるので寒い。
こんな感じで震えながら観戦。その様子はシータでどうぞ↓。
マウスやトラックパッドでグリグリできます360度。拡大縮小はFn+上下キーで。

天皇杯感染中。さすがに寒いよシータ。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

で、試合はちょいと膠着気味で、広島はボール支配率が高いものの
今ひとつフィニッシュが決まらず……というより、
フィニッシュへ至る前段階で動きが固く。
点を取れる気も取られる気もないなあ
やばいなあと思っていたら、案の定延長戦も0-0で
PK戦へ。

いやあ、これが面白かった。それまでの試合内容忘れるくらい盛り上がった。
何しろ広島がひとりめ失敗。ふたりめはかろうじて成功。三人目は宇宙開発。
対してFC東京は3人とも安定のキックで余裕のふたりリードで1-3。
ああダメだな、FC東京は調子こいて「お正月」の替え歌を歌い始めたな、
と思ったら、この「お正月」の歌が偉大なるフラグでありました。
元旦の話をするには早かった。
4人目を西川が完璧に止め、
そのまま西川が広島4人目のキッカーへ。
これはびっくり。ここで西川が決めたら、大逆転のフラグがさらに立つ、と思ったら
最後のひとりになるかもしれないのにしれっとど真ん中へ。

PK戦は運、っていうけど、流れを持って行かれたり持ってきたりってあるもので、
あの瞬間、
サッカーファンはユーロ2004のポルトガルのリカルドを思い出したはず。
勝利への作戦を明かしたリカルド - UEFA EURO - ニュース - UEFA.com
あのときは何本か決められてたリカルドがいきなりGKグローブを外して素手になって
相手PKを止め、そのまま自分がキッカーとして出てきて決めて勝利という、
テレビの前で盛り上がりまくったひとときでありました。
で、西川である。これは次のPKも止めて同点に持ち込めるぞという流れの中、
見事止め、最終的には3-3でサドンデスへ突入、
結局ふたつのフラグの効果は絶大で、西川が相手の6人目を止めて勝ち抜け決定。
いやあ、一瞬にしてスタジアムが湧いて面白かったわー。

終了後、チケットを持って広島サポに声かけてる東京サポが大勢いる。
「元日の観戦チケットを買っていたが、今日の敗戦で無駄になったので、チケットを持ってない広島サポに譲ろう」というわけである。
なるほど、決勝戦のチケットが対戦カードも決まってないのに売り切れてるのは
こういうわけだったのかと納得。
確かに、当日負けたら、相手サポに買って貰えばいいんだもんな。

というわけで、スタジアムを出て、東京サポのお友達と合流したとこで、
たまたま、胸の前に2枚のチケットを持って佇んでる女子を発見。
もしかして買い手を探してるんですかと声をかけるとそうだという。
バックスタンドアウェイ側。そこならいいかと、買わせていただきました。

なるほど、準決勝のあとにこういう譲渡が行われてるのかと感心しつつ、
元日は東京で天皇杯決勝を見ることに決定。
元日の国立競技場はこれで3回目。
最初は名古屋vs広島でグランパスが優勝した1996年元日、2度目はなぜか清水vs浦和をのんびり観戦した2006年元日、3度目は横浜FMvs広島……3回のうち2回が広島戦ですな。

で、新宿で3人で晩ご飯食べてうだうだと夜遅くまで雑談して帰宅。

2013/12/28

[時事]FacebookとLINEと若気の至りの話

ほげーっと起きてちょっと家の片付けして昼寝して
夜はお友達らと経堂のガラムマサラでカレー食う。

やまもといちろうBLOGで
確かにFACEBOOKが終わっていってるな: やまもといちろうBLOG(ブログ)
を読む。
さらにFacebookはなぜ衰退したのか?
Facebookはなぜ衰退したのか?そしてこれからのSNSとは? - GIGAZINE
を読む。

このGIGAZINEのコラムに
その理由は、今やSNSが全世界に向けて発信するものではなく、どんどん「内輪でシェアするもの」になってきているため。
とある。
ああ、それは日本だけじゃないんだなと思う。

昔(ほぼ1年前)書いたエントリを思い出す。
混沌の屋形風呂: なぜLINEだったのか
そっか、LINEに最初に飛びついた連中は
「世界のいろんな人とつながりたい」なんて鼻から思ってないんだ、と。
仲のいい友達といつでも効率よく楽しく連絡できる手段が欲しいんだと。
見知らぬ人とつながりたいとか考えてないんだと。
日本では、
Facebookが普及しきる前に、
世界とつながるんじゃなくて、仲間内とだけつながりたい人のためのコミュニケーションサービスとしてLINEがいち早くはじまったから
LINEが若年層に爆発的に普及しただけで
欧米でも状況は似たようなことになってたのかと納得。

で、普段狭い範囲でのコミュニケーションにネットを使っているから
不用意に炎上案件を起こし、なぜそれが炎上するのかピンとこないのだな。

そらそうだ、
だって、「公開したら炎上しそうな案件」なんて誰だって何度かやらかしてるし
わたしだって「ああ、あのときあれを不用意に公開してたら炎上してたろうな」なんて事案は山ほどもってるもの。
そういうことをやらかすのは別に特別なことじゃない。
アホな案件でも、公開すればツッコマれるのである。

リベンジポルノの話もそうで、
女子は付き合ってる男子に不用意に写真を撮らせるなとか裸の写真を送るな、
っていうけれども、
撮らせたり送ったりするのは止められない。
それを不用意に公開する人間が悪いんだけど、まあやらかす人はいる。
対策は「撮るな撮らせるな公開されたらおしまい」じゃなく、
若いうちは不用意なこともしちゃうものだという前提で、
もしそういう写真が公開されても、拡散する前に止めるにはどうするか
って視点で考えなきゃいけない。
(ネットに一度広がったら止められない、というけど、確かに理屈ではそうだけど、
少なくとも「探しにくくする」ことはできるし、悪意を持って拡散しようとする困ったちゃんを止めることもその気になって対策すればできるんじゃないかと思う)

失敗するな、じゃなくて、失敗はするものだから、
若気の至り的失敗をフォローできる仕組みを作りましょう、
とならなきゃいけないんじゃないかってことだ。

あ、話がずれた。
さてほんとに
若い世代にとって『今やSNSが全世界に向けて発信するものではなく、どんどん「内輪でシェアするもの」になってきている』のであるなら、
この先コミュニケーションはどうなっていくのか、
面白いところではあります。



2013/12/27

[IKEA]イケアというファミレスでランチ

朝、車で拉致されて某社に某社へ連れてかれて
あれこれ評価レポートしてあれこれ話をしてアイデアを伝えるという感じのお仕事。

帰り、昼飯でも食べようとなり、
せっかくだから行ったことないとこで食べてみたい、
IKEAでスウェーデンファミレスはどう?
おお、それは行ってみたい
ってんで車で港北のIKEAへ。
存在は知ってたけど、車は乗らないし、うちからだと交通の便がイマイチなので
未訪問だったのだ。

いやあ。思ったより面白かったわ。
大人のトイザらス的な空間で、ひとつひとつが安いのでついあれこれ買いそうになる。
ひとつひとつは安いのだけどデザインが北欧的なので
新鮮でたのしい。めちゃ混んでたけど、なんとかスウェーデンなランチ。

せっかくだからシータで記念撮影。


帰宅して今年最後の原稿を日本カメラに書いてメールして
一応年内のお仕事は終了。
年末年始でやんなきゃいけない仕事はいくつかあるのだけど、
それはそれとして、寝る。


2013/12/26

[THETA]夜の表参道から豚組で5cm豚カツ秘密の会合

ascii.jpに今年最後の猫連載を書いてメール。
表参道から西麻布の豚組へシータを抱えて歩く。
sphereに貼り付けたものをどうぞ。

パノラマをいちいち貼り付けてるとページが重くなるけど、
シータした元画像をそのまま超広角パノラマ写真として切り取るのも面白い。
こんなとか、
RICOH THETA
こんなとか。
RICOH THETA
何を撮ったんだかわからないとこがまた乙な夜の青山。
パノラマ熱再燃中。

夜は西麻布の豚カツ豚組で
某社某会長を囲む会で、わたしとか三井さんとか秋田でベンチャーはじめる若者とかnobiさんとかなんか妖しげな会合で、ビール飲んで5cmの豚カツ。
iPhone5s
夜は明日の某社某仕事のために600枚近い写真をチェックして必要なものをプリントして簡単なレポートにまとめてたら朝。
仕事納めにむけて働く年末。

2013/12/25

[告知]この辺で来年1月の告知ふたたび

フォトテクニックデジタルから頼まれた
ちょっとした解説記事を2ページ書いてメール。
想定より時間がかかるも年末だからしょうがない。

他に書くこともないしクリスマスも終わったので
来年の告知再び。
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2014年早々の1月、3回にわけて「東京古道散歩」講座やります。
新潮社の新潮講座というなんともメジャーなところでありますが、
決定しちゃったので
みなさま来て下さい。
こんな感じ。
1回目はプロジェクターつかって東京古道の概要の話を
2回目と3回目は実際に歩きながらお話をするという感じになります。
有料ではありますが、興味ある方はぜひ。
デジカメの話やMacの話を人前でしゃべったことはあるけど
古道話ははじめてだわ……あ、タモリ倶楽部があったか。

詳細はこちらを。
講座詳細 | ヨム・カク・ミル・シル 新潮講座 SHINCHO CHAIR | 新潮社

申し込み方法や金額なども書いてあります。


よろしくお願いします。



2013/12/24

[仕事]渋谷でシータしたりパノラマしたり

ここ数年、年末だからといって忙しいということはなく
比較的平和に仕事納めを迎えていたのだが、
今年はムリです。んが。
イブですが普通に火曜日です。

とりあえず、縦パノラマの作例(RX10で縦方向スイングパノラマしてみた)が欲しくて渋谷・新宿と回り、ついでにシータ。
スクランブル交差点シータ。
10年ほど前、ここで撮ったCubicVRもあるので
比較してみたいと。

20131224渋谷スクランブル交差シータ #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
まあ比較はいずれ。

駅にいって「おサイフスマホ」を忘れたことが発覚。
しょうがないので切符を買う……ああ、切符を買うってめんどくさいなー。
電車に乗る前に行き先を決めなきゃいけないってめんどくさいなー。
いかにSuicaに依存した日々を送っているかよくわかるのでした。
あれは生活を変えた。

さらにアホなことに薄い財布に小銭しかはいってなかった。
アホです。帰りの電車賃がなくなりました。
「おサイフスマホ」に依存しすぎです。
しょうがないので久々にATMへ。

夕刻、コルティ屋上から見る富士山がなかなかよかったのでRX10で。


今、ソニーから借りてるんだけど(この年末はそういうカメラが何台かあって、なかなか自分のカメラを出動させられなくてつらい)、
RX10って作りがしっかりしてていいわ。α7よりいい。
まあ、1インチセンサーのカメラにこの価格とこのデカさを許容できるかという問題は残るんだが、カメラとしてはかなりよいですよ。

夜はITMediaのデジカメプラスに今年の3大デジカメの話を仕上げる。
当初、Dfとα7とE-M1の3台にするつもりだったが、
いやテーマを絞った方がいいぞ、Dfの話は誰か書くだろ、ということになり
EVF+チルト式モニタのカメラが来てるぞ、ってテーマにして
ミラーレス2台とコンデジ1台+1にしてみた。

さらに、フリック!に「α7とE-M1」の話を書いてメール。
カメラとしてのグレードはE-M1の方が上って書きたかったのだけど、
グレードって書いちゃうと抽象的だしなあ……うーむ。





2013/12/23

[THETA]THETAパノラマをSphere 360で楽しむ

エイ出版の電子雑誌「flick!」にTHETAの話を2ページ書いてメール。
flick! (フリック!) | エイ出版社の電子書籍
フリック!ニュース /Flick!News

さらにITMediaにiPhoneカメラ連載を書いてメール。
こっちはSphereを使った全天球パノラマネタ。
Sphere - 360 camera

で、SphereってiPhoneやAndroid機で全天球パノラマを撮ったり鑑賞する、全天球パノラマSNS的なサービスなんだけど、
先日、FacebookでTHETAクラスタな人たちと話をしてたら
THETAで撮ったパノラマをSphereに読み込める!
ってことを教えてもらったのでさっそくやってみたのである。

わたしのSphereはほとんどがそれ。
Sphere - kei ogikubo

Sphereはカメラロールにある写真からパノラマを作る機能がある。
iPhoneで撮ったパノラマでもいいが、それだと全天球の一部分しか埋まらない。
当たり前だけど。
でも、Equirectangular(エクイレクタンギュラー。正距円筒図法)で表現された全天球画像なら、全天球パノラマにしてくれる
THETAはEquirectangularなJPEG画像で全天球を記録する!
ってことはTHETAで撮ったパノラマをSphereできるじゃないか。
簡単である。

ただ、THETAアプリには(今のところ)、元画像をカメラロールに書き出す機能が無い。
残念。
しょうが無いので次の手順を踏む。

 THETAからパソコンに元画像を転送する
→それをDropboxに上げる
→iPhoneのDropboxからその写真をカメラロールに落とす
→Sphereでそれを読み込む

めんどくさいけど、THETAアプリがバージョンアップして
元画像書き出し機能が付く日まではしょうがない。
まあ、花見の季節にはなんとかなってるでしょう。
先日のTHETAファンミーティング以来、
すべての要望が花見までに実現することになってます(笑)。

ただし、THETAの持つ撮影時の傾きデータは反映されないのでTHETAを垂直に立てて撮った写真以外は傾いたままになるので注意。

で、できたのがこちら。




これは楽しい。
で、このSphereが他と違うのは2つ。

ひとつはiPhoneのジャイロに対応しているので
iPhoneを傾けたり回したりするとパノラマも一緒に動くこと。
iPadで見ると迫力があってさらによし。

もうひとつは元写真の位置情報を元に
地図上にマッピングしてくれること。
THETAの場合、iPhoneからリモートで撮影すると
位置情報がつくのでそれを利用してくれる。
だから地図を見ながら「このあたりで面白いパノラマないかな」って探せる。

そんなわけでお勧めです。Sphere。

2013/12/22

[仕事]某県某所に拉致されてお仕事でわかしお

朝から黄色い車で某所に連れてかれて某社の某なお仕事。

よい天気! 黄色い車で大師橋を渡りながらシータ #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

夜、30分ほど遅れてソンタナへ。
妻とそのお友達と3人で延々と閉店まで
ごはん食べながら談笑。

2013/12/21

[年末企画]今年の十大ニュース

三連休ですが地道にお仕事です。
なんというかこの時期の三連休はアレですよ
この業界的にはなかなか大変で、
年末年始は仕事しない≒それまでに抱えた仕事を終わらせないといけない
わけで、とりあえず書いてるけどなんか仕上がらず。
しょうがないのでブランコでシータ。

えっと、ふと思いついたから撮ってみたけど、
こういうのって自分でやっても虚しいので、
シータで遊んでくれるモデル募集中です。緩募。

年末なのでわたしの十大ニュースを。

1位:5月17日「タモリ倶楽部」に古道研究家というあやしい肩書きで出演した
混沌の屋形風呂: タモリ倶楽部に出た話

2〜10位:略

以上。
自分的に「タモリ倶楽部に出た」以上のニュースはないのでFA。


2013/12/20

[THETA]やってみたかった忘年会でシータ

ITMedia mobileに1年振り返りコラムを書いて、
続いてITMedia デジカメ+にも年末振り返りコラムを書きはじめたのだけど間に合わず、
夕方からオリンパスプロサロンの忘年会へ。
フリーでやってると忘年会に出る機会ってなかなかなくて
あっても年末進行とかなんとかでなかなかスケジュールが合わず
そもそも忘年会って苦手なのもあるのだけど、
カメラ関連のは顔を出せるのは出しときたいわけで、
写真家の方々がいっぱいいて緊張するのだが、
なんとか知人を見つけ、わたしなんかの名前を知っててくれる人がいて
名刺を交換したりして名刺が切れたりして、しまいには
立食パーティ忘年会しながらカメラマンの方々とシータ。

忘年会で輪になってシータ #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

みなさんに面白がってもらえるので
人が集まるとこにシータは欠かせないですよ。
こういう公開できる人々と撮るときはいいけど
プライベートなシータ用に限定公開モードをはやく!

にしても、2013年のベストプロダクトはやっぱ「シータ」だったな、と、
思う次第。

で、2次会には参加しないで帰宅して
書きかけのコラムに取りかかるも、どうもうまくいかないので諦めて寝る。
これは2次会に行っておいた方がよかったパターンだったかも。

2013/12/19

[THETA]雨の中アスキーで打ち合わせシータ

朝まで仕事してたので昼まで寝る。
ちなみに第一回が公開されたそうなのでここに。
パソコン・インターネットお悩み相談室|マンション専用、光ファイバーで超高速インターネット e-mansion
高齢初心者向けなのでそんな内容になっております。

あれこれ雑務ゲラチェックなどをしてたら夕方になっちゃって
慌ててアスキーメディアワークスへ。
まずはエレベーターで一発シータ。
鏡に映った背中を見るとアレですな、やっぱウルトラマンですな。
これ、iPhoneで取ったスクリーンショットのクロップなんだけど、
やっぱ、シータアプリから指定した方向・画角の画像書き出し機能が欲しい。
次のアップデートでつけてください>リコーさま

これで腰に手を当てたらサタデーナイトフィーバー……それはちょっと恥ずかしい。
ともあれ、新機能で埋め込みをば。
簡単に操作方法
上下左右の回転は普通にドラッグで。拡大縮小はcommand+上下ドラッグ
キーボードの場合、矢印キーで回転、拡大縮小はFnキー+上下キー
となっております。Macの場合。

エレベーターでひとりシータ。後ろに鏡があったとは! - Spherical Image - RICOH THETA

そして打ち合わせ。
「這いつくばって猫に近づけ」が電子書籍になるかも!
という内容でありました。
アスキーメディアワークスへ来るのは久しぶりなので、受付前で記念シータ。

アスキーメディアワークス訪問記念受付シータ #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA


帰宅してascii.jpに猫連載を書く。


[THETA]シータパノラマをブログに!

本日、
iPhone用THETAアプリがアップデートしたと思ったら、
theta360の方もアップデートしておりまして、
やっと、ブログに直接埋め込めるようになりました。
で、昨日の車中シータを埋め込んだ結果がこちら(↓)。


美人女社長に拉致されて仕事に連れてかれる午後でシータ - Spherical Image - RICOH THETA

素晴らしい。
で、拡大縮小はどうやるんだろ。スクロールホイールだとウインドウがスクロールしちゃうし。ボタンはないし。うーむ。

追記:Fnキー+↑/↓、あるいはcommandキー+上下のドラッグで拡大縮小できました。

THETAファンミーティングでは主な要望は来年の花見までにはって話だったけど、
一番欲しかった、埋め込み機能はクリスマス前に実装されました。
ロードを待つ時間がけっこう長いから、部分的に読み込んだところから表示してくれるとか、まずプレビューを表示するとか(どっちも、CubicVRでは実装されておりました)してくんないかな。

というわけで、
自分のサイトやブログに映像を埋め込めないのが難点だなあと思っていた方々、
そろそろ買い時ですよ!

2013/12/18

[日記]年末は何かと年末です

某社社長に拉致されて某社へ連れて行かれて某な某というお仕事。
いやあいろいろと面白いことになりそうであります。

車中でシータ。車中シータって一度やんなきゃと思ってたのでやってみた。
顔出し不可社長なのでちょっと後ろから。
シータを固定するいい場所がなかったので、
ミニ三脚をつけたシータを横向きに、ヘッドレストと首の間に挟んで何食わぬ顔をして撮っております。


夜は明日朝まで延ばしてもらった、
マンション用インターネットサービスサイト系の
初心者向け連載。
Windowsのスクリーンショット撮るのがけっこう手間。
と思ったら、
printscreenキー押したらDropboxにpngで保存してくれるって
機能があるのね(Windows版の話)。いつからあったんだろ。
どうせ撮ったスクリーンショットはdropboxにつっこんで
Mac側で処理してまとめるので、これはありがたい。
結局朝までかかったけどなんとか形にしてメールして寝る。

2013/12/17

[猫]猫草に猫まっしぐらでシータ

スーパーで買い物をしてたら、
少し枯れかけた猫草が105円で出てたので購入。
帰宅したらいきなり大五郎がよってくる。
めざとすぎ。

これはおもしろいかも、
と窓際にシータを置き、iPhoneでリモート撮影の準備をして
猫草を置いたとたん、
これですよ。
THETAでこっそりリモート
わはははは。
うまいこと舌を出した瞬間が撮れておりました。
で、シータって全天球パノラマカメラなんだけど、
撮った後で角度と画角を選んでトリミングして1枚の写真にしても
おもしろいんだよねえ。
まあ静止画として切り出したときの画質はトイデジカメクラスなんだけど
シータならではの切り出す楽しさってのがある。
でもアプリが画像切り出しに対応してくれてないので
上の写真、Mac上で表示させたのをスクリーンショットしたものなのでありました。
もったいない。
これも春までに何とかしてくれるかしら。

結局、ひっくり返すわ倒すわ中身を引っ張り出して床を土だらけにするわの
大騒ぎなのでありました。

倒す。casio EX-10

ひっくり返す。casio EX-10
まったくもう。
今回のカメラはカシオのEX-10。
レンズが明るいのとモニタが180度回るので部屋の中でこんな写真を撮るのに便利。
ああこれで猫連載用の猫写真を撮らなきゃいけないので
今週、忙しくて猫を撮りにいけてないよー。
その分、家猫写真はあるからそれでいくか。

というわけで今日も原稿を延々と書いていた日なのでした。


2013/12/16

[年末企画]今年買ったモノたち

終日おうちにこもってお仕事の日。
で、特に書くこともないので、
今年買ったものを振り返ってみる。

03月:Powershot N ← 結局、妹夫婦に売っちゃいました。中身がPowershot S110だったらなあ、という感じです。もう1/2.3インチクラスのカメラはキツいですわ。


04月:UP by jawbone ← しばらく使ってたら無反応になっちゃって、放置。
06月:マンフロット Be Free! ← トラベル三脚。愛用中。

07月:PFU SV600 ← あう。まだ本格稼働にいたらず。年末にはなんとかしちあ。
09月:iPhone 5s ← 毎年恒例
10月:オリンパス OM-D E-M1 12-40mm F2.8 PRO レンズキット ← メインカメラ

10月:iPad Air ← 快適。主に電子書籍と東京時層地図用。
11月:Nike Fuel Band SE ← 今も腕につけてます。けっこう楽しい。
11月:RICOH THETA ← めちゃ楽しい。超愛用中。みんな買おう。

11月:SONY QX100 ←注文したのは9月末だけど入手できたのはシータのあと。それが災いして、あまり使ってません。もったいない。だってシータの方が楽しいんだもん。ちとタイミングが悪かった。

わははは。高額商品が9〜11月に集中してるぢゃないか。なんてこった。
でもまあ秋以外はおおむね平和ですな。
カメラなんてTHETAを入れても4台しか買ってないし、
E-M1以外はちょっと普通のカメラと違うし、
1台はもう手放したし。

さて仕事の話に戻るとして、
iPhoneで古地図散歩本(電子書籍だけど)用の目次構成案とサンプルとして1章分を書いてメールする。
新しくはじまるとある雑誌(マンション向けなので市販はされません)の原稿を書いてメール。
さらにITMediaのiPhoneカメラ連載ゾンビ編を書いてメール。
よく働いた。


2013/12/15

[江戸近郊道しるべ]谷中に遊ぶ記

谷中にあるともだちの店に遊びにいくというので
付き合う。
村尾嘉陵の「江戸近郊道しるべ」にある「谷中に遊ぶ記」の道筋を辿ってみようと思ったのである。

「谷中に遊ぶ記」は谷中にある4つのお寺を回るだけのたった4ページ(東洋文庫版)の短い紀行であるが、サンプルとしては短くてよい。

地下鉄の中でGoogleMapsに回るべき寺(全部現存してた!)に☆をつけ、
参考にする。
iPad版東京時層地図+Skitch
根津駅を降りて、EveryTrailを久々に起動。トラッキングを開始する。
言問通りを歩き、藍染川跡を渡ってすぐ、右手に天眼禅寺あり。
嘉陵が詣でた太宰春台の墓を尋ねる。
嘉陵が江戸時代後期に描いた墓石はそのままだ。


天眼寺のはす向かいに玉林寺。
嘉陵が詣でた中村蘭山の墓は見つからず。
残念。
徳川家光の頃はここからの眺望がよく、不忍池まできれいに見えたらしい。

つづいて、東京時層地図を見ながら、村尾嘉陵の当時からあったと思われる細い道をはいる。ヒマラヤ杉の三叉路につながる道だ。

そこからさらに奥へ行くと領玄寺……であるが、
わたしはアホなので間違えました。
突き当たりにある寺としかチェックしてなかったので
間違えて、ひとつ手前にある蓮華寺を訪れてよしとしてしまうというていたらく。
あほすぎます。
領玄寺はさらに奥なんだってばー。
後日、再挑戦しなければ。
今昔散歩より。瑞輪寺も玉林寺も当時はでけー。

そして嘉陵本の記述通り、そこから少しそれて、瑞輪寺。
江戸時代は山門に続く道の両脇に立派な桜が連なってたそうであるが、
もちろんおもかげなし。
残念。
奥に見えるのが瑞輪寺。江戸後期は桜並木だったらしい
それにしても、たったよっつしかない寺をめぐるのに
ひとつ間違えるとはアホにもほどがあるというもの。
いくら谷中が寺町で寺だらけとはいえアホすぎます。
寺の名前くらい毎回チェックしろよ>自分
今頼まれてる、iPhoneで古地図散歩する本のサンプルにしたかったのに……
また作業が遅れます申し訳ない>関係者

その後、初音通り(でいいのかな)を日暮里方面へ北上し、
明治維新時の弾痕を見たのち(このお寺、上野戦争時、上野から逃れてきた彰義隊をかくまったため、新政府軍に銃撃を受けたんだそうな。その当時の弾痕が残っている)、
↑今日のシータ。クリックするとパノラマが開きます↑
ともだちと合流して、
チョコレートケーキを喰らい、
ちょいと夜の猫を撮影して帰宅。

iPhoneで古地図散歩する本の構成を考えて、
サンプルとなる章を書いてて、
間違いに気づいてorzとなってフテネする。

2013/12/14

[カメラ]延々とカメラのレビューを書く日

先週は疲れたので今日は家から出ない日。
といっても、カメラ7台を梱包して発送したり
カメラ10台分のレビュー計8ページ書いたりと
何かと働いていたのであった。
ぐはっ。

にしても
大きいの小さいのうるさいの静かなの高いの安いの
いろいろあって楽しいですな。
あれこれ触っていると、
エントリー向けや日常使いのレンズ交換式は
さっさとミラーレスになっちゃえ、と思うですよ。
安い一眼レフのファインダーは小さいし視野率100%じゃないし、
ライブビューにするとAFは遅いし
シャッタータイムラグがでかいので撮影のタイミングが難しい。
いっそのことEVF付ミラーレスの方が
ファインダーでの撮影と背面モニタでの撮影のギャップがないから
切り替えて使いやすいし、
撮影イメージをつかみながら撮りやすいもの。

まあ最低でも、Stylus 1やRX10並のEVFクオリティは必要だけど、
近いうちにそうなると思っております。
目の高さで構えてるのにわざわざ背面モニタで撮ってるEOS Kissユーザーを見るにつけ。
女子の場合、アイピースをちゃんと覗くと化粧がどうこうとか
ツケマがジャマだとかあるようですが、だったらなおさらミラーレスでありましょう。

などと考える。

2013/12/13

[THETA]第1回THETAファンミーティング開催!

今日は第1回THETAファンミーティングの日ってことで
定員30人とはいえ、
有料イベントなのに告知から1日持たずに満杯になったという
いったいどこで知って申し込んだのか
おそろしやである。

って他人事のようにいってるけど、
取材や一般参加ではなく、登壇者のひとりなので、
そのために
Keynoteを使って朝からプレゼン資料作り。
テキストや図をいれつつ
昔作ったQTVRやCubicVR、さらにTHETAパノラマから
厳選してMBA13にツッコミ、
なんとKeynoteにQTVRを埋め込めないということが判明し
(なんてこった)
動画は別途デスクトップを切り替えて上映。
複数のデスクトップを持てるって便利だわ。
ただキーノートってスライドショーモード時は
デスクトップの切替ができないのね。ひどい。



ともあれ17時過ぎに現地入り。
なんとリコーの人も10人以上が参加。

プロダクトリーダーのシータ開発物語からはじまり、
シータがどう開発されたかをプロトタイプをまじえて紹介し、
そののち、
わたしと明治大学の福地さんといしたにさん&コグレさんが
順番に簡単にプレゼン。
わたしは過去に作ったコンテンツをベースに、
ベアトが撮った江戸末期のパノラマから
パノラマカメラ、
QTVR、CubicVRを経てTHETAへ至る歴史を簡単に振り返る。

福地さんはさすがメディアを研究している方だけあって
THETAを使って、なんとなく感じていたんだけどうまく説明できない
面白さを
サンプルを使って、しっかり言語化してくださって
すげー勉強になりました。

その様子は……えっとわたしもずっと壇上にいたので撮れておりません。
まあ、一脚にTHETAを付けて撮ったのがこんな感じ。
これ、シータを持ってる人〜といって手を上げてもらった瞬間をシータ。

THETAファンミーティングという手探りの小さなイベントなので
いったいどんな人がくるのかさっぱりわからなかったのだけど
半分以上はシータをお持ちの方でありました。
わはははは。
iPhoneでWi-Fi見ると「THETA〜」ってのが10個も並んで
「わたしのシータはどれだ!」と頭抱えるレベル(笑)。

その後、
リコーの女性によるシータのデモ……
シータマニアな客の前で初心者向けデモをするというある種のプレイが繰り広げられました。
これ、実は彼女の右後ろにいるわたしが撮影してたとは思えないでしょ。
シータならではの超絶アングルであります。
その模様のパノラマはこちら→全天球画像 | RICOH THETA

その後、
リコーへのQ&A大会。Q&Aというよりは「要望を伝えて答えてもらう」コーナーで
誰もが必要とする基本的な要望については
(ファーストビューを指定させてくれ、ブログにエンベッドさせてくれなどなど)
花見には間に合うよう、実装する予定というお言葉。

こういうのって、ロードマップが大事なのだよね。
これこれこうアップデートする予定があります、というのを
公表しておくだけで、ユーザーは安心できるし、
売りっぱなしではないんだと印象づけられる。
ついでに
ベータ版配布もして欲しいくらい。
シータの性格上、
製造業の堅実さより、ネット企業のスピード感が要求されるということです。

で、まあこういうコアな人たちが集まるイベントでは普通なのだけど
(こういうのに顔を出すのは久しぶりなので、すげー懐かしい感覚だった)
何人か、「デモをしたい」人がいて、
パソコンやら機材を持ち込んでいて、
最後はそういう人たちの時間。

これが面白い。

一番衝撃的だったのが
Oculus Rift。
これを持ち込んでる人がふたりもいた(笑)。
これ、最近巷で話題のヘッドマウントディスプレイなんだけど
中にセンサーを持ってて、顔を傾けると映像も連動するのだ。
上を向くと上、右を向くと右の映像を3Dで見られる。
Oculus Rift - Virtual Reality Headset for 3D Gaming | Oculus VR
さらば現実!VRヘッドセット『オキュラスリフト(Oculus Rift)』がすごそう - NAVER まとめ

THETAで撮った全球画像をこれで見ると、
すげー。脳がクラクラする。
目からの情報と身体が持ってる情報が脳内で混乱する感覚が面白いのだ。
モーターショーで撮影したコンパニオンとブースの様子をいくつか見せて貰ったけど
自分がモーターショーの会場にいるように目には見えるけど、
直前までの記憶は、今いるのはファンミーティングの会場だってのをわかってて
でも身体はつい見えているものに反応しそうになるという
脳混乱。

さらに、
Oculus Riftについてた3Dジェットコースターのデモ映像がとんでもない。
立ったままこれ見ると、
身体が映像に反応して倒れます。
頭が必死に「これは映像だ」と訴えてるのに、
身体は落ちていくジェットコースターに対して身構えちゃうという
あれはやばかった。
いやあ、脳って面白いわ。
理性的には自分がいる場所がどこかわかってるのに
視覚情報だけであんなに身体が混乱して反応しちゃうんだもの。
わかっててもつい足を開いて踏ん張っちゃうし、わかってても
後ろに倒れそうになります。
危険です。

いやあ面白かった。

他にもシータに電飾つけてる建築家の先生とか
(飾りではなく、模型の中を撮るとき、照明にするためらしい)

シータ関連のアプリ作ってるモバイルハッカーズの人とか。
RICOH THETA HACKS! - 360度全天球カメラ RICOH THETAを徹底的にいじくりまわす! - MobileHackerz

さらに、
Oh!Xの頃から読んでましたというありがたい方がいらしたり
なぜかわたしと同じ年同じ大学同じ学科(でも入学年度は1年、卒業年度は2年違いました……ってなんなんだそれ(笑))の人とお会いしたり
なんとも楽しい夜でありました。
一度にいろんな人とお会いすると誰が誰だったかすぐわからなくなるので
(すみません、そういうの不得手でした)
先にあやまっておきます。

そうそう、
今回使ったリコーの超短焦点プロジェクターがすげー。
RICOH PJ WX4141N / プロジェクター | リコー

壁から11.7cmほどの距離で、壁面にちゃんと投影してくれるのだ。
プロジェクターとスクリーンの距離をギリギリまで詰められるので
スペースをめちゃ有効に使える。
面白い代物でしたよ。
シータで撮った絵から切り出したので粗いけど、これです。

事務機器にしておくのはもったいない、クリエイティブ系で買う人はいっぱいいるはず
という話を最後にしておりました。

いやあ面白かった。次回もやりたいですねえ。


2013/12/12

[カメラ]今日はミラーレスを3台持って作例撮りの日

昨日は一眼レフ。今日はミラーレス。
EOS M2とX-E2とX-A1。あと、K-3で追加作例用。

EOS MはM2が初代機であるべきだったなあ。
AFもやっと普通に速くなったもの。
小さい分基本構造がベーシック的過ぎて、特に
モニタがチルトしないのはわたし的にはアウトなんだが。

X-A1は廉価版でFinePix的だけど、使ってみると写り的には悪くないし、
安いしで、四角いミラーレスが欲しい人にはいいかも。
わたし的には、EVFを付けて欲しかったけど
モニタがチルトするのはよし。

豪徳寺で招き猫の一員となってシータ。
リンクはこちら→全天球画像 | RICOH THETA

シータはこういう人が入れない視点で撮ると
めちゃ楽しい。

必要なカットを撮ったらさっさと帰宅して、
ITMediaの連載「デジカメ撮影術」を書いてメール。
iPhoneカメラ連載と内容がかぶっちゃったけど、許して下さい。時節柄。
さらに、
ascii.jpに猫連載を書いてメール。今回はStylus 1で子猫特集な感じ。

ふはー。今週は書くべき原稿がたくさんあってめちゃ疲れた。
まだ終わってないけど明日はシータのイベントで登壇するので
その準備も必要なので、もうムリなのでした。あぎゃ。
普段は秋の新製品ラッシュが終わると一段落付いて
12月はさほど忙しくないのだけど、
今年はやばいかも。
すみません>関係者各位

2013/12/11

[カメラ]DfもいいけどK-3もなかなかなものですよ

家電批評の作例撮りで
とりあえず、K-3とDfとD5300とD610……ニコンばっかなんだけど
秋の新製品の具合でそうなっちまったらしい。
レンズ込みで一眼レフ4台持っていくのって重たいわあ。



で、複数台のカメラを持って行くと、どうしても撮影枚数に差が出ちゃうわけで、
撮ってて楽しいカメラはつい使っちゃうもので、
今回はDfとK-3なのでした。
なんだかんだいってPENTAXのK-3ってけっこういいのだ。

おとといのエントリーで
「ニコン Dfが一番いいカメラというのはダメでしょう」
という話が出た話を書いたけど、
Dfがダメななじゃなくて、
Dfがもてはやされちゃう現状がダメってことで、
確かに、Dfはいい。趣味道楽のカメラとしていい。
メカニカルな操作系はシンプルでわかりやすいし、
写りもいい。
でも、回帰なわけですよ。
長年、フィルムカメラで培った、ある程度完成された操作系を
きっちりと持ち込んだ。
カチカチッとマニュアルで合わせて、カメラ任せにせず自分でイメージを作って撮る、
という気持ちよさを再現してくれた。
マニュアル露出で絞りとシャッタースピードとISO感度の組み合わせを変えながら撮る、その3つが全部独立したダイヤルになって並んでる。
でも、20年近くデジタルカメラをやってきて、
結局一番気持ちいいのが昔ながらのメカニカルな操作性でした、
では、今まで何やってきたのか、と。
わたしはデジタルならではの快適な設計ってあると思うわけで、
個人的にはそういうデジタルならではの新しいカメラを見たい。
Dfの方がいいってことは、
そういうカメラがまだ出てきてないということでもあり、
Dfが一番いいカメラであるという現状はダメなのです。

Dfを買うぞと宣言してる人間がこんなこというのもアレなんだけど、
がんばれα7ってとこでしょうか。

で、ですね、
以前から思ってるんだけど、
従来の一眼レフのデザインをベースに
一番「デジタルならではの面白さを融合させた」カメラって
ペンタックスのKシリーズではないかと。
これだけが唯一「ISO感度優先AE」なんて面白いもの持ってるし、
センサーを動かして自動水平補正をするなんてやらかしてくれるし。
各種デジタル系機能にアクセスしやすい。
フィルム時代、カメラの一番の仕事って露出とシャッターだったわけです。
感度や絵づくりはフィルム次第だから。
でもデジタルの時代になり、
ISO感度は1枚1枚変えられるようになり、
絵づくりもカメラ内で完結させるようになったわけで、
それらをどう従来の操作系に融合させていくか、
あるいは新しい操作系を作るか、
って考えたとき、
ペンタックスはいい仕事をしてるなあと。
どの撮影モードでも、ひとつの画面で絵づくりを完結させられるし、
シャッタースピードと絞りとISO感度を等価でコントロールできるし、
プログラムラインもいくつかから選べるし、
何より、直前に撮った1枚をRAWデータのままバッファに持っていて、
撮影後のポストビューを見て「あ、ちょっとイメージと違うな」と思ったら
絵づくりを変えて別画像として保存できるのも実に面白い。
そういうデジタルならではのアイデアがうまく取り込まれてる。
趣味のカメラとしては実に楽しい。

だからといってペンタックスに乗り換えるかというとそういうことはないんだけれども
(そこが、レンズ資産やら何やらが絡んでくるレンズ交換式カメラシステムのややこしいところで)、
Kシリーズのそういう面白さはもうちょっと評価されてもよいと思うんだ。



2013/12/10

[仕事]やること多すぎる

地味に仕事する3日間のはじまり。
とりあえず家電批評に短い記事をいくつか書いてメール。
やること多すぎてあれこれ整理してたら1日が終わった。
疲れが翌日に残るお年頃です。

2013/12/09

[発表会]abrAsus(あぶらさす)の新製品発表会にお呼ばれして「薄い財布」と初対面した日

いろんなブログで取り上げられてて
話には聞いてた「薄い財布」、
はじめて見て触ったけど、
なるほど、これはグッドデザイン賞とったのもわかるわ、
と感心した話。

六本木の「豚組」でabrAsusの新製品発表会が行われまして、
お呼ばれしたので行ってきたのである。

「豚組」には「今ここに爆弾が落ちたら、日本のブログ界は壊滅しちゃうんじゃないか」というくらいブロガーの方々が集まってて、
まあそういう集まりにブロガーでないわたしも呼ばれたわけで、
「みたいもん!」のいしたにさんと知り合いになってから、
ときどきそのような会合に呼んでいただいておりまして
今回もそのひとつ。

早めに六本木へ向かい、乃木坂からミッドタウンあたりで夜景作例を撮影。
その後豚組へ行くと、
50人以上集まった部屋には
顔見知りもけっこういて、
知人のブロガーの面々とかサイカ先生とかFlick!のタクタさんとか
そういえば納富さんと最近いろんなとこで会うなあとか
初対面の人がたくさんいるの苦手なのでちょっと助かる。

最初にいしたにさんが司会をしつつ、
abrAsusの「薄い財布」ができるまでや
新製品(「小さい小銭いれ」と「薄いマネークリップ」と「薄い財布 Classic」)の紹介。
abrAsusについてはスーパークラシックのサイトをどうぞ
財布(メンズ レディース)| 薄型二つ折り財布を販売-スーパークラシック「SUPER CLASSIC」

で、単に製品について説明しただけではなく、
参加者にモニターとしてプレゼントしてくれるわけですよ。
実際に使ってみて、よかったらブログで紹介してね、という話。
モニター製品は、
「小さい小銭入れ」と「薄いマネークリップ」のペアか、
新色(というか革が違う)の「薄い財布 Classic」か。


ブロガーのみなさまはすごいですよ。
その場でさっと決めてすぐに受け取って箱から出して
写真撮って、持ち込んだMacBookでエントリー書いてたりするもの。

すみませんわたしはその間、
どちらにするか悩むふりしてシータで遊んだり豚しゃぶ食べたりしてました。

そうそう、さすがにその筋な人たちが集まってるだけあり、
60人弱(だと思う)の中に、シータが7台あったそうな(笑)。
わたしはとりあえず「乾杯」の瞬間をシータで。

さらにTwitterで「これはひどいテロだ」といわれた豚しゃぶする瞬間もどうぞ。
いやあシータは面白い。

どの製品をモニターするか悩みつつ
知人友人や初対面の人とあれこれくだらない話から真面目な話までするんだけれども、
その場でいわれて印象的だったのは
「ニコン Dfが一番いいカメラというのはダメでしょう」
「今のカメラは購入ターゲットを若者じゃなくて、年配層に置いちゃってる。その層が一番買ってくれるんだろうけど、将来を考えるとこれはまずいでしょう。いいカメラはみんな価格が高くて若いこれからカメラをはじめようという人が買うカメラがない」
という2つの話。
どっちもかなり大事な話なので、手が空いたら別エントリたてます。たぶん。
なかなかあかないけど。

で、いよいよ終盤。どちらの製品にするか。
仕事で取材にいった発表会なら、記事を書きやすい新製品を選ぶのだけど、
そもそもわたしはそもそもの原点である「薄い財布」を使ったことがないわけで、
まわりのユーザーに尋ねると「それなら薄い財布を使ってみた方がいいと思う」ということで
「薄い財布」のブラックにしてみました。

早めに辞去して
ミッドタウンで夜景の作例を撮り、
蒼いすすき。E-M1
23時でイルミネーションが終わったので帰ろうとしたら
豚組から買える4人組に見つかって「先に帰ったのに何やってるんですか」と笑われる。
わはは。

帰宅して、今夜撮った写真をネタに
iPhoneカメラ連載を書いてメールする。

さて肝心の「薄い財布」。
箱から出して必要なカードと小銭とお札を入れてみた。

いやあ、見た目以上に細かいアイデアとディテールが詰まってておもしろいわ。
プレゼンで「薄くするために、厚いもの同士が重ならないようにした」という。
財布に入ってる厚いものといえば、「小銭とカード」。
それを重ならないようデザインするってどういうことだ?
こういうことでした。
左側の細長いエリアが小銭用。その横にカード用スペースがあるのだ。
小銭スペースが狭いように見えるのだけど、
ちょうど500円玉がぎりぎり入る幅で細長く作ってあるので、
効率よくおさめられる。
ここを開いて小銭をいれると、
このように「落ちてこない」のだ。
ちなみに自分が使ってる財布から使用頻度が高いカードとお札と小銭を入れた状態。
よく見ると、カード入れの切り欠きとお札を支える△が噛み合ってて
きれいに重なるようになってる。
なるほどなあ。
カードスペースはちょっとマチを取ってあって何枚か入るけど、
大量に持ち歩くのはさすがにムリで……というか
大量に突っ込んだら財布が厚くなって意味ないし、
わたしも普段使わないカードははずした……テレホンカードとかクオカードとか……いやいざというときのために持ってたら安心かなと思って財布にいれてたのだ、あとは普段使ってない会員証とか。

まだ新品だから小銭の出し入れに無理矢理感はあるけど、
革なので、使ってるうちに馴染んでいい感じになるかと思う。
というわけで、
10年以上愛用してた(今ので3代目)二つ折りのアニエスベーの財布を家において
こっちを使ってみることに決定。
なお、この薄い財布を小銭入れとお札入れに分けたのが
今回の新製品で、小銭入れの方はキーホルダーを兼ねてて、
鍵と小銭を入れておけるという、特に車に乗る人には便利そう。

薄い財布に不便さがあるとしたら、カード収納。
今や財布はカードケースを兼ねてるし、カードを大量に持ってる人も多いし。
たぶんわたしなんか少ない方だと思う。Tカードだって持ってない。

そしたらすでに「薄いカードケース」なるものもあって
薄い財布と合体させて使えたりするそうである。
薄いカードケース abrAsus アブラサス 《公式》| 薄い財布と一緒に使えるカードケース
まあ合体させるとそれなりに厚くなるのだけど
それは使う人次第ということで。


薄い財布 Classic。革が違う。
というわけでですね、
薄い財布って、最初は「単に収納量を減らして薄くしたようなものでしょ」と思ってたのだけど、
確かに、かなりミニマムな構成にしてるんだけど、
それと同時に小銭を一列に納めることで中の遊びをなくして厚みをコントロールし
カード入れと小銭入れを並列に置くことで厚みをコントロールし
余計なポケットなどを配してシンプルな構造にすることで
実際に小銭やカードやお札を入れた状態でも軽薄さを維持し、
なおかつ実用的なものに仕上がってるのでありました。
今更ながら、びっくり。
いろんなところに開発の余地があるもんですな。

いしたにさんと知り合いになってから
薄い財布とかひらくPCバッグとかとれるカメラバッグとか歩くバックパックとか(それはない!)面白いプロダクトを知る機会が増えてるんだけど
こういうのを見てると自分でも考えたくなるよなあ。
私が今欲しいのは「軽いカメラバッグ」なんだけど、いかがなもんでしょ。