2013/08/04

秦野-鶴巻温泉ハイキングの日

ちょいと作例撮りを兼ねてハイキングへ行くか、と
秦野へ。
秦野ハイキングガイド-弘法山公園・吾妻山コース

山道を延々と歩いて疲れたら温泉で一服して帰宅という理想的なコース。
GPSログでルートをみると、きれいに尾根道を歩いてて面白い。

秦野駅東口に降りる。
昭和なショッピングセンターが生き残ってていい感じ。

水無川(ほんとに水がなかった……もちろんいつもないわけじゃないけど)を渡り、
iPhoneの地図を見ながら弘法山公園入口へ。
あらかじめ、アウトドア系に詳しい三井さんがお勧めしてた
「山と高原地図」(https://itunes.apple.com/jp/app/shanto-gao-yuan-de-tu/id504487370?mt=8
をインストールし、丹沢の地図を購入しておいたのだ。
これは役立ちます。ハイキング慣れしてないわたしには特に。

で、小さな川を渡って少し歩くといきなりこれ。
こんな急斜面が延々と続く。
きついのは最初の上りだけ、と聞いてたけど、確かにこれはキツいわ。
ひぃひぃはぁはぁいいながら上りきると、小さな石祠。浅間神社とある。
もうちょいがんばると浅間山。
街がよく見える。ここからは尾根伝いに上ったり下ったりしながら権現山へ。

権現山の展望台目指して上ると、
いきなり猫が出迎えてくれました。すばらしい。
やたら人なつこい猫で、ハイキング客が食べ物をあげるからそれに慣れちゃってるんだという。なんとも。
他にも猫はいるらしいけど、今日は見当たらず。残念。

せっかくなので展望台からジオラマモード
XZ-10
EXEが模型のようであります。
ちょっと休憩したら、権現山から案内板に従って弘法山へ向かうも、
その直前で左折して少し山を下って、めんようの里。
羊牧場で羊を愛でてから、すぐ横のレストランでラム肉料理をいただくという趣向であります。

昼飯を食ったらふたたび弘法山へ戻る。
弘法山からハイキングコースを吾妻山へ。
ノコギリクワガタさんこんにちは。

途中分かれ道がある。
左手に狭い獣道のような道を行くと、善波峠。
ちょいとそちらへ向かう。
狭い斜面を降りていくと、向こうに古道が。
ここが善波峠の切通しで、旧矢倉沢往還。
江戸時代の矢倉沢往還は、やがて国道246となりこの下にトンネルが掘られ、今は新しい新善波トンネルの方に道が移っている。

この矢倉沢往還、平安時代には古代東海道として使われてたのだ。
当時の東海道は箱根ではなく、御殿場から足柄(矢倉沢)を抜け、江戸時代の東海道より内陸部を通っていたのである。このまま町田の南の方を抜け、途中でちょっとルートを買えて中原街道の方に回り、丸子の渡しを渡ってたのである(たぶん)。
ちなみにもっと前の古代東海道は足柄を抜けたら海の方に出て鎌倉に向かっておりました。ともあれ、善波トンネルができたおかげでこの切通しが残ったのですな。
よいことです。
でも今回のルートからはかなり外れてるので、矢倉沢往還の追求はせず、またもとの道へ戻る。


やがて吾妻山。
日本武尊が「あづまはや」と嘆いたのがここだという。まあ、そういうのはアレですが。
古事記によると「吾妻はや」と嘆いたのは足柄の山(まあ、足柄ならここからそう遠くない)、日本書紀によると上野国と信濃国の境だという。
古事記と日本書紀で日本武尊の通った道が違うのだ。
とりあえず、東国から戻るときにその境でそういったということになってるわけである。
ちなみに、東京神奈川千葉には、日本武尊(と弟橘姫)にまつわる伝承はたくさんあります。

吾妻山まできたらもうすぐ。
後ろからどんどん走者に抜かれていく……えっと、この狭い尾根道を走ってる人がけっこういるんですけど。おそろしや。

尾根なりに進み、分かれ道で右手をとって急な斜面を降りていくと街である。
いきなり高速道路が出迎えてくれます。

そして鶴巻温泉の日帰り温泉「弘法の湯」に向かい
ゆっくり風呂につかるのである。
ここ、ハイキングコースが近いゆえ、ハイキング客がめちゃ多い。
玄関先にリュックがずらっと並んでる。
けっこう重装備な人もいて、どこを踏破してきたのか気になる。

ここから駅までは徒歩2〜3分なので時刻表を見ながらのんびりして
帰宅。

天気がもうちょっとよければよかったのにねえ。
いや問題は天候より体力です。ぜぃぜぃ。




2 件のコメント:

Keiko さんのコメント...

水無川なつかし〜!!秦野は煙草の葉の栽培が盛んだったときがあるので、「たばこ祭り」のとき水無川から花火打ち上げていました。いとこが住んでいたので、よく遊んでいました。白笹稲荷の近くで、春先には震生湖(しんせいこ)におたまじゃくしをすくいに行きましたが、五センチ(子ども視線)ぐらいあるおたまじゃくしでこわくてすくえませんでした。湖がおたまじゃくしでみっちりです。小さな川も多くて蛍もいました。
重装備のの人はたぶん、渋沢方面から大山に登った人じゃないかしら?渋沢からバスに乗ると荷物多い山男みたいなひとがたくさん乗ってましたよ。

荻窪圭 さんのコメント...

なるほど。大山経由の人たちか。重装備だったからそうなのかもですね。

水無川には水がありませんでした。さすが。
震生湖は春先に行きました。
あのあたり思ったより面白いのでもうちょっと散策してみようかと思案中です。